出版社内容情報
わざとぶつかったのに、「わざとじゃない!」と言ってしまった、つばさ。ぶつかられた るいは、いつもつっかかってくる つばさにイライラ。そんな二人に、近所のスーパーでちょっとした事件が起こり……。クラスの中で孤立しそうになる つばさと、少しずつ つばさの気もちが分かっていく るい。二人は友だちになれるかな?
同じ出来事でも、人や立場によって感じ方がちがうことに気づける物語です。大人が手を出すのではなく、子どもたち自身のやりとりの中で、相手の気もちに気づいたり、自分の思いを伝えたりしながら、少しずつ前に進んでいきます。
読みながら登場人物の気もちを追いかけることで、読者も自分の気もちに気づいたり、友だちとどう向き合うかを考えたりするきっかけになる一冊。国語や道徳の教科書にも作品がのっている作者が、「いろいろあっても大丈夫!」という思いをこめて、今の子どもたちにおくる物語。小学校2年生までの漢字を使用し、すべてにふりがながつき。
【目次】
内容説明
わざとぶつかって、ちょっとけんか。かわりばんこに語る、ふたりの“ぼく”のお話。小学校1・2年生から。
著者等紹介
かさいまり[カサイマリ]
北海道生まれ。絵本作家、児童文学作家。北海道芸術デザイン専門学校卒業。楽しい、うれしい、淋しいなどの心のゆれを丁寧に表現したお話作りを続けている。『とくべつないちにち』(ひさかたチャイルド)でタイ・ブックスタートアワード賞、『ムカッ やきもちやいた』で児童文芸幼年文学賞、『くれよんが おれたとき』(いずれもくもん出版)で児童ペン賞絵本賞受賞。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文芸家協会会員
北村みなみ[キタムラミナミ]
イラストレーター・アニメーション作家・漫画作家。書籍の装画やTVアニメのEDアニメーション、漫画連載と多岐に活動中。『グッバイ・ハロー・ワールド』(rn press)が第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



