出版社内容情報
わざとぶつかったのに、「わざとじゃない!」と言ってしまった、つばさ。ぶつかられた るいは、いつもつっかかってくる つばさにイライラ。そんな二人に、近所のスーパーでちょっとした事件が起こり……。クラスの中で孤立しそうになる つばさと、少しずつ つばさの気もちが分かっていく るい。二人は友だちになれるかな?
同じ出来事でも、人や立場によって感じ方がちがうことに気づける物語です。大人が手を出すのではなく、子どもたち自身のやりとりの中で、相手の気もちに気づいたり、自分の思いを伝えたりしながら、少しずつ前に進んでいきます。
読みながら登場人物の気もちを追いかけることで、読者も自分の気もちに気づいたり、友だちとどう向き合うかを考えたりするきっかけになる一冊。国語や道徳の教科書にも作品がのっている作者が、「いろいろあっても大丈夫!」という思いをこめて、今の子どもたちにおくる物語。小学校2年生までの漢字を使用し、すべてにふりがながつき。
【目次】



