出版社内容情報
わたしととしきはサッカークラブ。でも、委員会はちがう。同じ委員会のあかねちゃんとは、担当のしごとがちがう。あかねちゃんとりょうちゃんは親友で同じ班だけど、肌の色はちがう……
好みや生活環境、特性、ルーツ、文化、セクシュアリティ……人と人の間にはさまざまな「おなじ」と「ちがう」があります。
おなじところ、ちがうところがあるからこそ、人と出会い何かを共にすることが楽しいし、世界はより輝く。
多様な人々が共に生きるこれからの社会をつくっていく子どもたちに、認めあいいかしあう人と人の関係のすばらしさを伝える絵本です。
内容説明
おなじとちがうでつながる世界。「おなじ」も「ちがう」もあるから楽しい。多様性が輝く世界を描く絵本。
著者等紹介
新井洋行[アライヒロユキ]
1974年東京生まれ。絵本作家。東京造形大学非常勤教員
嶽まいこ[ダケマイコ]
1985年石川県生まれ。イラストレーター。広告、雑誌、書籍装画などで幅広くイラストレーションを手がけるほか、個展で作品を発表。2015年に『なんてことないふつうの夜に』(祥伝社)で漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
16
身近な人間の、共通するところと違うところを列挙して、認め合うことを学ぶ絵本です。 きっとそれぞれに共通点も違う点も、ひとつふたつではないでしょう。 それがそれぞれの個性であり特性であるのかも知れません。 違う点も共通点もあるから共生していけるのだという気持ちになれれば良いのですね。 少し理屈っぽい絵本ではあります。2025/01/02
遠い日
7
シリーズ2かな?前作でも感じましたが、これはすばらしい多様性の紹介です。違うところも同じところも、みんなそれぞれの属性で、そのまんま認め合いましょうという提案。違うところがあって当たり前だし、それを認め合った上でとを携えていけばいいのです。嶽まいこさんの絵がやさしくて、明るくて大好きです。2024/12/28
snoopymints♪
6
さまざまなペアのイラストがあり、左側に2人の同じところ、右側に2人の違うところが描かれています。共通の趣味とか好きなこととか、相手と同じところがあると楽しいし、嬉しい。でも、自分と全く同じ人は世の中には一人もいない。違うところがあることで、すれ違ったり喧嘩したり対立してしまうこともあるけれど。違うところを認めあって仲良く、この本に出てくる人々のように笑顔で過ごせるのが一番理想ですね。 2025/03/29
りつ
5
子どもの頃は、人と違うことって恥ずかしくて、なんか悪い存在のようでひたすら皆んなと合わせるように生きていた。時代の変化もあって、こういった絵本が登場してくれたことで「人と違ってもいいんだ」「自分は自分、あの子はあの子の良さがあるよね」と自分自身を認められることに気付かされる。我が子はまだ難しいかもしれない内容だけれど、この本をきっかけに自分らしく生きていけるきっかけになれたらいいなと思える作品。2025/02/27
ばいきんまん
4
えー、この本めっちゃ好きだ。シンプルですんなり心に入ってくる。絵も柔らかくて好き。日常の小さな違いから導入してくれて入りやすい。かと言って、性的指向・障害の有無・国籍などを最後にどーんと持って来るんじゃなくて、自然に散りばめられてるのがまたいい。違うとこだけじゃなく、同じところも取り入れてるのがすごくいい。この本、好きだ♪2025/01/07
-
- 和書
- 古事記言霊解