内容説明
広い海の上をたびしてきた雲は、すっかりつかれてしまって、山の上でひとやすみ。ぐっすりねむって、げんきになった雲は、おれいにおみやげをおいていきますが…。
著者等紹介
あきびんご[アキビンゴ]
1948年、広島県尾道市生まれ。東京藝術大学日本画卒。絵画や染付などの個展活動をおこなっている。絵本に『したのどうぶつえん』(第14回日本絵本賞、第25回「よい絵本」選定)、『30000このすいか』(第21回日本絵本賞大賞)、『ゆうだち』(第60回産経児童出版文化賞JR賞)などがある。また、幼児教育の研究者として、現在もさまざまな教材・教具・文具の開発をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ももたろう
22
ストーリーの意外な転がり方や、絵が様々な布地を組み合わせて作られている所が面白い。雲や山の縁がミシン糸で荒く縫われていたり、裂いた布が毛羽立っているのが分かる。もし原画に触れられるとしたらパッチワークのように立体的なのかも。“ゴロゴロ”や“ドッカーン”など太字で書かれた擬音は より大きな声や動きをつけて読み聞かせると楽しそう。食いしん坊の富士山にびっくりのお話でした。2021/02/16
aiaimo`olelo
22
よーく見るといくつかの織り布を使って描かれています。色彩が鮮やかで、絵の筆運びも大胆。先がまったく読めないのでページをめくるたびにびっくり。「ゴロゴロゴロゴロ」が奏で紡ぐ、一種の地球創世記。壮大で迫力満点な絵本でした。恐竜を探していた息子、5歳9か月。2020/12/26
たーちゃん
20
恐竜が出てくるかと思いきや…。でも息子は最後まで真剣に聞いていました。2022/03/30
杏子
11
図書館の展示架から。この「ゴロゴロゴロゴロ」は雷の音と思ってたんだけど、食べ過ぎてお腹の調子が悪くなったって解釈かな。雲がおいていったソフトクリームが何か違うものに見えてきちゃう。それをまた月が全部食べちゃって!またゴロゴロ…最後には山が!!今ではきれいなみんなの人気者の山だけど!?何だか不思議な絵本だった。2023/07/03
ちょこちょこ
8
6歳6ヶ月の息子に読み聞かせ。発送が面白い。これによると噴火は山のお腹?!の調子がよくなくて、ゴロゴロしたことによって起こったらしい。2020/06/16