生き物たちが先生だ―しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス

個数:

生き物たちが先生だ―しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月10日 19時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 96p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774328157
  • NDC分類 K460
  • Cコード C8045

出版社内容情報

真空状態の電子顕微鏡に生き物を入れると、ぺしゃんこになり、乾燥してしまいます。ところがそうはならずに、生きたままの姿で、細かなしくみが見られる方法が見つかりました。この方法で観察すると、生き物たちのシンプルで、究極の省エネになっているしくみがわかってきました。
タマムシの羽は、色素がなくても、緑や赤、黄色に光ります。つまり、エネルギーを使って塗料をつくる必要がありません。フナムシの足はエネルギーをほとんど使わずに、水を吸いあげられます。ヤモリは指先の細い毛のような構造だけで、天井にはりつくことができます。
エネルギーや資源の大量消費が支える現代社会。このままでは、近い将来に立ちゆかなくなるのでは……。省エネを駆使して生き抜いてきた大先輩たちに学び、持続可能な社会をめざす最先端の研究を紹介します。

内容説明

“ものすごい”発明が明らかにした、生き物たちの“ものすごい”しくみ。ものすごい発明とは?真空状態の電子顕微鏡に生き物を入れると、ペしゃんこになり、乾燥してしまいます。ところがそうはならずに、生きたままの姿で、細かなしくみが見られる方法が見つかりました。ものすごいしくみとは?タマムシの羽=色素がなくても、緑や赤、黄色に光ります。フナムシの足=エネルギーをほとんど使わずに、水を吸いあげられます。ヤモリの指先=細い毛のような構造だけで、天井にはりつくことができます。

目次

第1章 常識を変えた大発明
第2章 身近なバイオミメティクス
第3章 森の宝石タマムシ―発色の秘密
第4章 海辺のそうじ屋さんフナムシ―水飲みのしくみ
第5章 はりつくヤモリ―たくさんの細い毛の力
第6章 なぜ、生き物たちに学ぶのか?
第7章 世の中を変えていこう

著者等紹介

針山孝彦[ハリヤマタカヒコ]
浜松医科大学ナノスーツ開発研究部特命研究教授。東京都生まれ。東京都大田区、兵庫県宝塚市育ち。東北大学大学院医学研究科生理学系専攻博士課程を中退し、東北大学応用情報学研究所助手をつとめる。理学博士(九州大学)。オランダ、フィンランド、イタリアなどで研究生活を過ごし、2001年から浜松医科大学。助教授、教授、副学長を経て、現職。専門はバイオミメティクス、光生物学、ナノスーツ

安斉俊[アンザイシュン]
1984年埼玉県出身。日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科卒業。在学中から神奈川県水産技術センター内水面試験場で研究をおこない、卒業後は同所に非常勤水産職として8年間勤務。博物館の展示イラスト、図鑑の挿絵、学習漫画を手がけるサイエンスイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Midori Matsuoka

10
今気になっているワード「バイオミメティクス」。生物模倣技術という生き物のもつ「すごい力」について研究をしている針山孝彦さんが、わかりやすくこの研究について、また何がすごいのか、ということを教えてくれている。 ショウジョウバエの幼虫の体をヒントにした「ナノスーツ法」を使って電子顕微鏡で生き物の体のしくみを細かく見られるようになったことで色んなことがわかるようになったことや、「おわりに」に書かれていた「研究はみんなで」という言葉が印象的だった。一人では難しくても、色んな人の知恵を出し合うことで前進できる。2024/02/20

ヘビメタおやじ

5
バイオミメティクスいう言葉を始めて知りました。ヤモリの話は過去に聞いて、分子間力を使っていると知り驚いた記憶があります。タマムシの話も聞いたことがありましたが、構造色という言葉は忘れていました。子供向けなので、踏み込んだ話はありませんが、十分興味深いです。電子顕微鏡は生きた生物を見られなかった話は、考えたこともなかったです。自分がそれを可能にしたことにかなり自慢気にページを割いていますが、十分自慢していい成果だと納得しました。2023/08/01

しずくちゃん

3
科学が苦手な私でも、生き物って凄いなあ、生き物からまだまだ多くのことを学べて人間は進歩できるんだって思わせてくれる楽しい本でした。センダングサの実から面ファスナーが、ハスの葉の表面構造からよごれが流れ落ちる塗料が開発されたのだそうです。電子顕微鏡もナノスーツ溶液のお陰で生きたままカラーで見られるようになったそうです。2024/09/03

Eri

3
娘小5図書館。 今まで写真で読んできたバイオミメティクスを文章で。分かりやすいし、電子顕微鏡で見た写真も載っているし、イラストも可愛い。 ナノスーツ方、すごいわ! ヤモリや蓮の葉は有名ですけど、フナムシの脚は初めて知りました!すごい!!2024/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20513527
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品