出版社内容情報
小学校5年生の少年・春樹と、仙台で武将隊として活動するその兄・夏樹の物語をとおして、「夢をもつことの大切さ」を伝えます。「どんなときも政宗公であることで、おれはこの街の力になりたいと思ってるんだ」
檜山春樹は、スポーツや勉強で本気になることが苦手な小学校5年生。そんな春樹と両親のもとに、ある日、戦国大名・伊達政宗から手紙が届く。手紙を出したのは、大学を中退して以来、音信不通になっていた兄・夏樹だった。
夏樹は、大学を中退してから、芝居を学び、今では宮城県や仙台市をPRするおもてなし隊「奥州・仙台 おもてなし集団 杜乃武将隊」のリーダー・伊達政宗として活躍しているという。小さなころから自分の面倒を見てくれていた兄のことが大好きだった春樹は、「大学を卒業したら、帰ってくる」という約束を破った兄を許すことができない。
そんな兄をとっちめるために、檜山家を代表して、仙台市に住む祖父のもとにむかった春樹。はじめは、大人のクセにコスプレみたいな格好で、チャンバラごっこをしている兄のことが恥ずかしくて、許せなかった春樹だが、東日本大震災の被害に遭いながらも、武将隊に元気をもらって前向きになれたという美咲とその祖母・水沢さん、津波で家をうしなったというお年寄り、兄とともに武将隊で活躍する小十郎さんら、仙台の人びととふれあううちに、少しずつ気持ちが変化していく。
仙台を去るとき、春樹が見つけた答えとは……。
プロローグ
一 手紙
二 仙台城跡
三 仙台駅
四 杜乃武将隊
五 美咲
六 マスコットまつり
七 市民広場
八 兄ちゃん
九 デコピン
十 おもてなし
十一 ほんとうのこと
十二 一生懸命
十三 勝鬨
エピローグ
あとがき
佐々木ひとみ[ササキヒトミ]
著・文・その他
浮雲宇一[ウクモウイチ]
イラスト
内容説明
「どんなときも政宗公であることで、おれはこのまちの力になりたいと思ってる」…ある日届いた戦国大名・伊達政宗からの手紙。手紙を出したのは音信不通だった兄・夏樹だった。弟の春樹は兄に会いに行ったが大人のクセにコスプレみたいな格好で、チャンバラごっこをしている兄のことが恥ずかしく…。
著者等紹介
佐々木ひとみ[ササキヒトミ]
茨城県生まれ。2010年『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)で第20回椋鳩十児童文学賞を受賞。高原社主宰
浮雲宇一[ウクモウイチ]
イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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