出版社内容情報
開業百年を迎えた東京駅。駅舎の外側は、赤いれんがと白い石の帯。たくさんのアイデアを盛りこみ、デザインした男とは……。
江戸時代が終わるころに、唐津藩(佐賀県)で下級武士の家に生まれ、まもなく武士の時代の終わりを体験。明治時代の初めには、まだ新しい学問だった建築学を東京で学び、大正時代にかけて、日本中にたくさんの建物を設計しただけでなく、大学で若手を育て、日本の近代建築を開いた辰野金吾。
彼が手がけた代表的な東京駅をはじめ、日本銀行や地方の銀行、私鉄の駅舎やホテル、発電所など、いまも全国に残る、二十をこえる建築物に近づくと、激動の時代を生きぬき、「建築」という世界の礎を築いた金吾に、まるで出会えたように感じられるかもしれません。
【著者紹介】
1967年、福岡県生まれ。現在、福岡市在住。「地球はぼくらのたからもの」で恐竜文化賞優秀賞。「第13回福島正実記念SF童話賞」大賞受賞作を『ぼくのわがまま電池』(岩崎書店)として出版。著書に、『ツシマヤマネコのひみつを追え』『きっと泳げるよ、カバのモモちゃん』(ともに汐文社)、『どんぐり銀行は森の中』(国土社)、『うちの屋台にきてみんしゃい』(岩崎書店)などがある。日本児童文学者協会会員。
内容説明
開業から100年をむかえた東京駅。駅舎の外まわりは、“赤い”れんがと“白い”石の帯。ドームの内部には、車輪や動植物など、さまざまなかざり。たくさんのアイデアをもりこんで、デザインした男とは…。
目次
第1章 武士の時代が終わる
第2章 二度目の絶望
第3章 耐恒寮の仲間とともに
第4章 工部大学校での学び
第5章 ヨーロッパ留学
第6章 まるで城のよう!日本銀行の建設
第7章 ライバル、妻木頼黄
第8章 だれにも渡さない東京駅の仕事
第9章 思いえがいた開業
著者等紹介
大塚菜生[オオツカナオ]
1967年、福岡県生まれ。「地球はぼくらのたからもの」で恐竜文化賞優秀賞。「第13回福島正実記念SF童話賞」大賞受賞作を『ぼくのわがまま電池』(岩崎書店)として出版。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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