東京駅をつくった男―日本の近代建築を切り開いた辰野金吾

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東京駅をつくった男―日本の近代建築を切り開いた辰野金吾

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774323671
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8095

出版社内容情報

開業百年を迎えた東京駅。駅舎の外側は、赤いれんがと白い石の帯。たくさんのアイデアを盛りこみ、デザインした男とは……。

江戸時代が終わるころに、唐津藩(佐賀県)で下級武士の家に生まれ、まもなく武士の時代の終わりを体験。明治時代の初めには、まだ新しい学問だった建築学を東京で学び、大正時代にかけて、日本中にたくさんの建物を設計しただけでなく、大学で若手を育て、日本の近代建築を開いた辰野金吾。
彼が手がけた代表的な東京駅をはじめ、日本銀行や地方の銀行、私鉄の駅舎やホテル、発電所など、いまも全国に残る、二十をこえる建築物に近づくと、激動の時代を生きぬき、「建築」という世界の礎を築いた金吾に、まるで出会えたように感じられるかもしれません。

【著者紹介】
1967年、福岡県生まれ。現在、福岡市在住。「地球はぼくらのたからもの」で恐竜文化賞優秀賞。「第13回福島正実記念SF童話賞」大賞受賞作を『ぼくのわがまま電池』(岩崎書店)として出版。著書に、『ツシマヤマネコのひみつを追え』『きっと泳げるよ、カバのモモちゃん』(ともに汐文社)、『どんぐり銀行は森の中』(国土社)、『うちの屋台にきてみんしゃい』(岩崎書店)などがある。日本児童文学者協会会員。

内容説明

開業から100年をむかえた東京駅。駅舎の外まわりは、“赤い”れんがと“白い”石の帯。ドームの内部には、車輪や動植物など、さまざまなかざり。たくさんのアイデアをもりこんで、デザインした男とは…。

目次

第1章 武士の時代が終わる
第2章 二度目の絶望
第3章 耐恒寮の仲間とともに
第4章 工部大学校での学び
第5章 ヨーロッパ留学
第6章 まるで城のよう!日本銀行の建設
第7章 ライバル、妻木頼黄
第8章 だれにも渡さない東京駅の仕事
第9章 思いえがいた開業

著者等紹介

大塚菜生[オオツカナオ]
1967年、福岡県生まれ。「地球はぼくらのたからもの」で恐竜文化賞優秀賞。「第13回福島正実記念SF童話賞」大賞受賞作を『ぼくのわがまま電池』(岩崎書店)として出版。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

59
読友さんのレビューで教えて頂いた本。辰野金吾という名は知っていても、その生涯をこの本で初めて知った。「人の己を知らざるを患えず、己の能なきを患えよ」この言葉に金吾のすべてが映し出されているように思われる。逆境に耐え、日々努力を惜しまず勉学に励む金吾が素晴らしい。「建築」という言葉が使われる前までは「造家」と呼ばれていた事も初めて知った。東京へ行く機会があれば、じっくりと見てみたい。2020/01/27

yamatoshiuruhashi

34
くもん出版。児童向けに比較的易しい言葉を選びつつ書かれているが必要なその時代の単語には多くの漢字を使いルビがふられて、内容はしっかりとした伝記になっている。最近は刻苦勉励より「スマート」を善とする風潮があり子供たちへの本もその流れが多いように感じるが、志を持たねばならないこと、逆境の中でもしっかりと勉強することが大切だと思う。またそれを讃える本は大切である。大人の読書にもしっかり耐える。「造家」と言う訳語を「建築」に改める時代の入門書として適。金吾の生き方に感銘を受けた。読後、息子に渡す。2020/01/19

雨巫女。@新潮部

19
《私ー図書館》外国に留学する前は、日本のことをよく知っていった方がいいんだ。東京駅をゆっくり見学してみたいなあ。2015/04/01

なま

11
東京駅の設計を行った辰野金吾の生い立ちから晩年までの志を体感できます。 江戸時代も終わりに近い頃、佐賀県唐津市坊主町で生まれた金吾。東太郎(のちの内閣総理大臣:高橋是清)を師に学び、同郷の仲間と東京へ。努力家の金吾は政府経営の官営工部大学の一期生募集にギリギリ合格したが持ち前の努力で首席卒業。戦時中の資材や資金の無い時代、多くの建築物を日本に残す。恩師、ジョサイア・コンドル(東京:旧三菱岩崎邸、鹿鳴館等を設計)、ライバルとして横浜赤レンガ、旧横浜正金銀行等を設計した妻木頼黄も登場する。2017/03/31

カラスノエンドウ

9
タイトル通り、東京駅を設計した辰野金吾の伝記です。 江戸末期の佐賀県に生まれ育った金吾。共に上京する幼なじみの政道が両親に猛反対された翌日に三十円(当時の知事の1ヶ月分の給与)を渡された場面は目が潤みました。そして、「人の己を知らざるを患えず、己の能なきを患えよ」…心に残る言葉です。巻末には辰野金吾の設計で現在も見られる建築物が載っています。 児童書は子供だけでなく大人もその世界を広げてくれるので、良いですね。2017/12/03

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