• ポイントキャンペーン

くもんジュニアサイエンス
脳と運動のふしぎな関係―体で覚えるって、どういうこと?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 109p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774322407
  • NDC分類 K491
  • Cコード C8075

出版社内容情報

運動と指令を出す脳のふしぎな関係が、ようやく見えはじめました。

【著者紹介】
東京大学大学院教育学研究科「身体教育学」コース教授。博士(教育学)。1967年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程修了後、1998年から国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所研究員。2006年から現職。脳や脊髄(せきずい)の神経細胞、筋肉がかかわる人の身体運動の制御、学習のメカニズムを研究している。

内容説明

「補助輪なしで自転車に乗れるよう、練習したのかな?」「そう。なんども転んだりしているうちに、なんとなく乗れるようになったよ」「リコーダーが、じょうずに吹けるようになったね」「くりかえして練習していると、指が自然に動きはじめたんだ」みなさんにもきっと、このような経験があることでしょう。ほんとうにそのとおりで、体を動かすときには、わたしたちが知らない間に、脳はずれを修正し、学習し、コントロールしていることがわかってきました。また、片手だけを動かす運動と両手を動かす運動のふしぎなちがいも、明らかになってきています。そのような最新の研究はもちろんのこと、みなさんが興味津津の「運動の上達に役立つ研究の成果」も紹介します。

目次

はじめに―ロボットにはとてもむずかしいこと
第1章 ひじを動かしてみる
第2章 筋肉と力の出しかた
第3章 体をどう動かすかを決める
第4章 脳が計算するとはどういうこと?
第5章 知らぬ間に脳が修正
第6章 運動のずれをつくりだす実験
第7章 わたしの気づきと思いつき
第8章 発見!両手をあやつるしくみ
第9章 どうすれば運動はうまくなれる?

著者等紹介

野崎大地[ノザキダイチ]
1967年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所研究員を経て、2006年から東京大学大学院教育学研究科助教授、2011年から同教授。脳や脊髄(せきずい)の神経機能、筋骨格系の機能の観点から、人の身体運動の制御や学習のメカニズムを研究している。2007年に「身体運動の制御・学習を支える神経メカニズム」の研究で第4回日本学術振興会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツキノ

9
図書館の気になっていた本-14 「体で覚える」のがどういうことかよくわかる。科学者がどういう実験をするのかも、とてもわかりやすく書かれていて将来科学者になりたい、という子にも最適。2016/04/09

おやつ

4
学習は自分の知らないところで行われている。手を自分の動かした方向に動かなくするという実験の方法が面白かった。児童向けのため簡単に読める。私にはちょっと物足りなかった。2016/05/28

Soshi Mori

3
児童書侮るなかれ。運動制御、運動学習についてとてもとてもわかりやすく書かれています。ご家族とかに説明するときとか、子ども本人に説明するときにはいいのかも。2014/03/22

るるぴん

2
村上マラソン本から派生して読みたくなった本。脳の記憶というのは、意識していない部分でも行われている。すべて脳神経からの指令に基づいて動くので、脳神経の働きがいい人は、頭がよかったり、運動神経がよかったりするのだろうと想像できた。過去の記憶は「海馬」が中心で、身体で覚えるは「小脳」の働きが大きいという。記憶を定着させるために、運動中に休憩も必要だとある。脳を良くするためには、血流を良くするしかないのかな?あとはドーパミンを出して活性化も効果あり?引き続き脳本、読んでみたい。2018/10/09

andaseizouki

1
非常に簡単な本だが、ヒトの運動制御分野における非常に面白い研究について、書かれている。人間の上肢における、脳と運動がどのように関わっているのかを分かりやすく解説している。2016/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8027055
  • ご注意事項

最近チェックした商品