出版社内容情報
運動と指令を出す脳のふしぎな関係が、ようやく見えはじめました。
【著者紹介】
東京大学大学院教育学研究科「身体教育学」コース教授。博士(教育学)。1967年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程修了後、1998年から国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所研究員。2006年から現職。脳や脊髄(せきずい)の神経細胞、筋肉がかかわる人の身体運動の制御、学習のメカニズムを研究している。
内容説明
「補助輪なしで自転車に乗れるよう、練習したのかな?」「そう。なんども転んだりしているうちに、なんとなく乗れるようになったよ」「リコーダーが、じょうずに吹けるようになったね」「くりかえして練習していると、指が自然に動きはじめたんだ」みなさんにもきっと、このような経験があることでしょう。ほんとうにそのとおりで、体を動かすときには、わたしたちが知らない間に、脳はずれを修正し、学習し、コントロールしていることがわかってきました。また、片手だけを動かす運動と両手を動かす運動のふしぎなちがいも、明らかになってきています。そのような最新の研究はもちろんのこと、みなさんが興味津津の「運動の上達に役立つ研究の成果」も紹介します。
目次
はじめに―ロボットにはとてもむずかしいこと
第1章 ひじを動かしてみる
第2章 筋肉と力の出しかた
第3章 体をどう動かすかを決める
第4章 脳が計算するとはどういうこと?
第5章 知らぬ間に脳が修正
第6章 運動のずれをつくりだす実験
第7章 わたしの気づきと思いつき
第8章 発見!両手をあやつるしくみ
第9章 どうすれば運動はうまくなれる?
著者等紹介
野崎大地[ノザキダイチ]
1967年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所研究員を経て、2006年から東京大学大学院教育学研究科助教授、2011年から同教授。脳や脊髄(せきずい)の神経機能、筋骨格系の機能の観点から、人の身体運動の制御や学習のメカニズムを研究している。2007年に「身体運動の制御・学習を支える神経メカニズム」の研究で第4回日本学術振興会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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