くもんの海外児童文学
クロティの秘密の日記

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774318868
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

奴隷だから、いろんなことを知っちゃいけないって、白人がきめつけるのはなんで?日記を書いていることが見つかったら、だんなさまにムチでぶたれる。ぜったいに逃げられない、南部のはてに売りとばされるかもしれない。でも、あたしはもっともっと、ことばをおぼえたい。自由とはなにか、知りたいんだ。小学校中級から。

著者等紹介

マキサック,パトリシア・C.[マキサック,パトリシアC.][McKissack,Patricia C.]
アメリカ・ミズーリ州セントルイス在住。『The Dark Thirty―Southern Tales of the Supernatural』(ニューベリー賞オナーブック)、『Mirandy and Brother Wind』(コールデコット賞オナーブック)など100冊をこえる児童書を執筆

宮木陽子[ミヤギヨウコ]
お茶の水女子大学大学院英米科修士課程修了

門内幸恵[モンナイユキエ]
沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画科卒業。卒業後メキシコへ留学。絵画制作と平行して、挿絵などの活動がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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杏子

15
奴隷制のあったアメリカ南北戦争の頃のお話。自由というものが心に描けなかったクロティが、様々な体験をし、やがて同じ奴隷たちを助ける役目につくことに。いろいろと考えさせられる。2018/03/21

みー

15
図書館本。黒人の人権が全く認められていなかった時代。文字を思える事は、自我の主張に繋がると固く禁止されていた中、こっそりと文字を覚え、そこから黒人の解放運動に尽力した一人の少女のお話。文字は分からなくとも、誰も「心」までは支配できない。同じ人間なのに、なぜこんな事が当たり前にまかり通っていた時代があったのか?私たち人間の歴史は本当に「負」の繰り返しのなかにあるのだと痛感する。2017/05/23

頼ちゃん

12
クロティがどんどん成長していくのがわかる。半分くらいからぐっと面白くなった。このようなことが本当にあった時代。子供達にしっかり知ってほしい。2018/02/11

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
教育出版国語 6年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 1859年にアメリカの12歳の少女クロティが書いた日記。クロティは読み書きも出来ない奴隷でした。けれどこの日記を書いています。それはどういう訳があるのか?また奴隷廃止論者がいることを知り、読み書きできるクロティは、自由の道へ進んで行きます。2015/06/19

はる

12
図書館本。図書館の児童書の棚から。文字を覚える、文章を綴る、日記を書く、書き続けること、自分と自分の心を文章にすること。そして考えること。自分を他者に伝えること、情報を得ること、情報を選ぶこと。文字無しに生きていくことができるだろうか?クロティが生きた時代には「奴隷は読み書きを習ってはならない」「「奴隷には読み書きを教えてはならない」だった。「日記」という文字を見たとき、わたしはきっとクロティのことを思い出す。(その後のクロティにはちょっと異論有りだけれど)2014/09/14

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