くもんの児童文学
青い風船

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774317540
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

いまから、六十年あまり前の、八月のことです。ふつうなら、夏休みを、楽しんでいるはずなのに、和子は、毎日学校に通い、仕事をしていました。和紙と和紙を、何まいもはり合わせる、「紙はり」という仕事です。指が赤くはれあがる、とてもつらい作業でした。でも、和子は、少しも弱音をはきません。日本は、いま、「戦争」をしているからです…。

著者等紹介

宮内純子[ミヤウチジュンコ]
1934年、朝鮮慶尚北道大邱府(現・韓国大邱広域市)に生まれる。1945年10月、母の実家、愛知県横須賀市(現・東海市)に引き揚げる。愛知学芸大学修了後、慶應義塾大学に学ぶ。名古屋市、萩市、川崎市の公立小学校で教員をつとめる。児童文学創作グループ「ドラゴンの会」で、児童文学作家、鈴木喜代春氏に、「すたーとらいん」で、佐々木赫子氏の指導を受ける

井上正治[イノウエマサジ]
1939年、北海道新十津川町に生まれる。東京デザインスクールに学ぶ。絵本や児童書のさし絵、テレビのイラストなどを中心に、幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みれい

1
戦争は、絶対にしてはいけないと思った。 風船を張り付けていて、手が真っ赤になるのが今でも覚えているシーン!

Natsumi

0
戦争はダメだと思った。2015/04/24

sumie

0
思ったより字が大きくて、あっという間に読めてしまった。道徳の教科書に載ってるみたいなお話。2011/08/10

ひやむぎ派

0
青い風船とは太平洋戦争の時に実際使用された風船爆弾との事。風船爆弾というものを初めて知った。和紙とこんにゃくのりを貼り合わせて作ることや、女児たちが勉強や遊ぶとこもできず小さな手を真っ赤にして、作ったことも。 学校での作業を話すことも問うことも出来ない母娘の描写が 戦争を物語る。 そして自分たちが作っていた物が風船爆弾と知った時の衝撃。想像を絶するが、文章からやるせなさが伝わる。 今現在、戦争とはかけ離れた時代となり、戦時中の辛さを感じることが無くなりかけた。 私たちはもっと知るべきだと強く感じた。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/626518
  • ご注意事項

最近チェックした商品