- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
内容説明
ある貧乏寺の和尚さんは、とら猫を「とら」と呼びかいわがっていました。ある日、古寺でたくさんの猫が歌ったり、踊ったりしているところを見つけると、そこには…。
著者等紹介
おざわとしお[オザワトシオ]
小澤俊夫。1930年、中国長春に生まれる。東北薬科大学、日本女子大学、独マールブルク大学客員教授、筑波大学副学長、白百合女子大学教授等を経て、現在、小澤昔ばなし研究所所長、筑波大学名誉教授。日本口承文芸学会会長、国際口承文芸学会副会長を歴任。グリム童話の研究から出発し、日本の昔話の分析的研究を行い、昔話全般の研究を進めている。1992年より、全国六十以上の都市で「昔ばなし大学」を開講している。2007年、ヨーロッパ・メルヒェン賞(ドイツ、ヴァルター・カーン財団)を受賞
かないだえつこ[カナイダエツコ]
金井田英津子。1955年、群馬県桐生市に生まれる。筑波大学大学院修了。個展・国際版画展等で版画作品を発表するかたわら、本の装丁挿画を手がける。『人形の旅立ち』(長谷川摂子/作、第十八回赤い鳥さし絵賞、第三十八回造本装幀コンクール審査員奨励賞を受賞)などの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
64
夜に開かれる猫集会を覗いてみたくなります。猫の恩返し。恩の返し方が猫らしくて笑えます!2020/11/28
♪みどりpiyopiyo♪
57
正統派の昔話を読みました。和尚さんと「とら」の仲良しっぷりが可愛いです♡ ■先日読んだ萩原朔太郎『猫町』の挿絵と装丁が素晴らしかったので、同じ金井田英津子さんの絵本を探してきたの♪ この本も、興味を掻き立てる装画、落ち着いた茶目っ気のある見返し、2人の人柄(猫柄)が滲む扉絵、そして 不思議なお話のイメージを膨らませる本編の絵、どこをとっても素晴らしくって。■最後はめでたしめでたしなのでした (ღ′◡‵) (2010年)2020/01/31
ちえ
44
猫の恩返し。昔からあるこんなお話を読むと何だかすごくホッとできる。猫集会の絵が楽しい。金井田さん、版画ばかり触れていたけれど絵もこんなにいいのね😄2021/08/18
Smileえっちゃん
37
図書館本。日本昔話。金井田さんの絵が素敵ですね。おしょうさんの表情、優しさがあふれています。貧乏寺の和尚さんはとら猫をとても可愛がっていた。寝る時も一緒。夜中になるとこっそりとでていくとら猫。不審に思って後をつける。和尚さんに見られてお別れを告げることに。猫の恩返しということになるのですが・・・和尚さんには立派なお寺より、とら猫といる方が幸せかも知れないですね。2024/02/15
円舞曲
29
再読。この絵本は文といい、絵といい楽しいです。最終ページが桜なので、桜の時期の読み聞かせに。「ねこだんけ」をいろいろと読んでます。2016/10/10