出版社内容情報
控え目な妻と言葉を失いかけている娘。今あるささやかで大事なものを守るため、地方の警察署係長・佐竹は迫り来る爆弾魔に立ち向う
内容説明
拳銃による射撃を、上司の係長にきびしく叱責された経験をもつ主人公の佐竹亨が、市民、家族、同僚の安全を守るために、それが必要と判断されたときには、躊躇せずに引き金を引けるかどうか…という問題から生まれるサスペンス。山中から発見された白骨死体。過去の犯罪が未来のたくらみを暴くとき、非情の銃弾が闇を裂く。第１４回サントリーミステリー大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
通りすがりのブッカー
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何年もかけて書いただけあって、労作の出来。やたらと地味だが、アクションは派手。人情派で、刑事の心情に迫る。縄文時代のエピソードは、興味深いが読む人を選ぶような気が。ちょっと読みづらいのが欠点か。サントリーミステリー大賞をとった風格は十分2012/04/18
