内容説明
瀕死の父親を救出し、現代にもどったサム。しかし六日め、イレズミ男から一通のメールがとどいた。「アリシアをローマにとじこめた。『メルウォゼールのブレスレット』と『十三の魔力の書』と引きかえに解放する」サムにふりかかる最後の試練。“永遠の指環”を手に入れるのは…。
著者等紹介
プレヴォー,ギヨーム[プレヴォー,ギヨーム][Pr´evost,Guillaume]
1964年マダガスカル島、アンタナナリヴォ生まれ。サン・クルー高等師範学校卒。パリ地区リセの歴史教師。執筆活動を始める前は、「ヒストリー」チャンネルの番組制作にも参加。既刊作品に一般向けの推理小説などがある
伊藤直子[イトウナオコ]
1968年新潟県生まれ。東洋大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
9
ど、ど、どうなるの……と結末が気になって超速読。なのでその内、じっくり再読しましょう♪ いいシリーズだったよ(*´v`) 「父さんちかうよ。かならず母さんを助けだす。父さんのために、ぼくのために」(p.13)……タイムスリップして、ドラキュラ公に囚われていた父。瀕死の父はとんでもないことをサムに告げた――このタイムスリップを利用して、母さんを救うんだ、と。3年前、サムが手術を受けていた数時間の間に、事故で死んでしまった母さん。愛する妻を取り戻したくて、そうして父はこんなボロボロになっていたのだ。2018/06/16
あつぼう
9
時の書シリーズ完結編。今回は最愛のアリシアを救うために、秦の始皇帝陵やバチカンにむかうサム。またしてもイレズミ男がサムの前に立ちふさがるけど、イレズミ男の正体はまさかって感じでビックリしました。読んでいて歴史に興味を持つ事が出来たし、この本に登場した時代について書いてある本を読みたくなりました。1巻目から散りばめてあった伏線もパズルのように見事に収まり満足のいくシリーズやったけど、タイムスリップものって過去を変えると現代も変わるってセオリーがあるだけに最後は少し強引やったかなと思う今日この頃です。2011/08/10
Betty
7
児童書。タイムトラベル物。全3巻読了☆両親と幼馴染の彼女を救うため数々の冒険読みごたえがありました。主人公サムの成長っぷりを見るのも楽しさの一つ。ラストに向けてのスピード感とハラハラ感はなかなかのものでした。イレズミ男の正体も「あんた誰?」なんてオチではなく大満足☆ラストの展開・・う~ん。ある意味清々しくて幸せでOK!^^2011/09/27
サゴ
5
すべてが解決する最終巻はボリューム満点。サムはタイムスリップするたびに、どんどん頭の回転が良くなっている。2010/04/20
こめっこ
4
1巻でタイムスリップした場所が関わってくるなど、伏線も色々解決し一気に読みました。面白い物語でした!ラストはたしかに意見がわかれるかも。私はそういうのもありかと思いました。2010/07/19