内容説明
なぞだらけの動物の世界。体のふしぎや進化のひみつを、自分の目でたしかめながら明らかにしていく動物学者の研究をえがくシリーズ。
著者等紹介
山本省三［ヤマモトショウゾウ］
１９５２年神奈川県生まれ。横浜国立大学で児童心理学を学んだ後、広告制作を経て子どもの本の創作に入る。絵本や童話、パネルシアター、紙芝居の執筆をベースに、文章とイラストレーションの両分野で幅広く活躍。現在、日本児童文芸家協会理事
喜多村武［キタムラタケシ］
１９６４年東京都生まれ、本名は北村武。日本大学芸術学部美術学科卒。映像制作会社で映像制作、アニメ制作などを手がけ、現在フリーランスディレクター。映像ディレクター、アニメディレクター、イラストレーターとして広く活躍。作品に『千葉県佐原市伊能忠敬記念館アニメ「人間忠敬」』など多数。「福島市子どもの夢を育む施設こむこむ」で、アニメ作り教室『こまどりくらぶ』の講師を担当
遠藤秀紀［エンドウヒデキ］
１９６５年東京都生まれ。東京大学農学部卒業。国立科学博物館、京都大学霊長類研究所を経て、東京大学総合研究博物館教授。博士（獣医学）。動物の死体に隠された進化の謎を明らかにする研究に取り組み、「パンダの７本目の指発見」で世界的に高い評価を得る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ユウユウ
34
ちぎり絵風の絵。内容は大人でも楽しめます。2016/07/20
mari
15
科学絵本なのになんだか哲学的で感動した。『ペンギンは泳いでいるのではなく翼をはためかせて飛んでいるのだ、海の中を』カッコイイぞー！ペンギン。『ペンギンは海の中を飛ぶかわりに空を手放した。ヒトは二本足で歩き、大きく素晴らしい脳を手に入れた。ヒトが手放したものはなんだろうか』う～ん。。。難しい。2014/06/30
遠い日
12
空を捨てた鳥、ペンギン。独自の進化は水中での動きをより効率的にするためのもの。しかし、研究者も飼育員もペンギンは水の中で「飛んでいる」ということばが印象的。泳ぐのではなく、羽ばたくように翼を動かすのだという。生き抜くために合理的に進化したことに大いに驚き、納得できた。2017/11/20
ケ・セラ・セラ
9
ペンギンの暮らし子育ての仕方などの本は読んでいたが、これはペンギンのからだのしくみを教えてくれる本。丁寧に優しく噛み砕いて書かれた説明と、その説明を目で見て理解しやすいように描かれた絵と。骨の形や胃の形などとってもわかりやすい。一度空を飛ぶのに適した形に進化し、その後水中で暮らしやすい形に変わっていったペンギン。翼を使って海の中を飛んでいるペンギン。進化の過程を知る楽しさ。このシリーズ、ホントに面白い‼︎2020/05/31
しろくま
9
動物ふしぎ発見シリーズの一冊。読みたかった本。背骨を曲げることができない動物ペンギン。空を飛ぶかわりに泳ぐことを選んだのね！まさに「海の中を飛んでいる」という表現が当てはまるそうです。池袋サンシャイン水族館のペンギンのイメージです！恐竜との違い、骨の構造など、勉強になりました。他のシリーズも早く読みたいです(^o^)2018/03/22
