内容説明
末っ子のかよ子は、弟ができて大はりきり。日本が戦争をしていたって、かわいい弟の孝ちゃんと、やさしい家族がいれば、かよ子はしあわせいっぱい。ないたりわらったり、毎日元気にすごしています。でも、そのしあわせが、ある日…。戦争で、ひとりぼっちになった著者が、いま、弟への愛と平和への祈りをこめてつづる、ほんとうにあった物語。小学校中学年から。
著者等紹介
海老名香葉子[エビナカヨコ]
1933(昭和8)年、東京・本所に生まれる。1945(昭和20)年、3月10日未明の東京大空襲で、家族6人を失う。1952(昭和27)年、落語家の林家三平と結婚。1980(昭和55)年、夫の死去後、弟子たちとともに一門をささえる。2005(平成17)年3月、東京・上野の寛永寺現龍院山門に、慰霊碑『哀しみの東京大空襲』を、同じく上野公園内いこいの広場に、母子像『時忘れじの塔』を建立。2男2女の母。東京都平和の日委員
勝川克志[カツカワカツシ]
1950(昭和25)年、岐阜県生まれ。1968(昭和43)年、上京。東京デザインカレッジ漫画科に学ぶ。1976(昭和51)年、『私のお兄ちゃん』で、まんが家としてデビュー。児童書のさし絵も多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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