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内容説明
おしょうさんのおつかいにでたこぞうは、となり村へむかうとちゅう、鬼ばばにつかまってしまいました。ねがいごとをきいてくれる三まいのおふだをつかって、なんとかにげだしますが…。語りやすく耳で聞いて覚えやすい昔話絵本。
著者等紹介
おざわとしお[オザワトシオ]
中国長春生まれ。小澤昔ばなし研究所所長、昔ばなし大学主宰。ドイツ文学者、筑波大学名誉教授
まつもとなおこ[マツモトナオコ]
静岡県生まれ。浜松市立中央図書館副館長、語り手。図書館で長年子どもと本の仕事に携わる。浜松ストーリーテリング研究会代表、児童図書館研究会静岡支部代表。昔ばなし大学語り講師他、語り手を志す人への指導にも当たる
たけとみまさえ[タケトミマサエ]
東京都生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。幼児教育関係会社を経てフリーとなり、現在、主に子ども向けの出版物等でイラストレーションの仕事に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
退院した雨巫女。
20
《書店》鬼婆とは、遭遇したくない。三枚の御札より、和尚さんの方が、凄い。 2014/01/04
Cinejazz
14
〝昔、あるお寺に、和尚さんと小僧さんがいた。ある日、和尚さんが小僧さんに「この手紙を、隣村の檀家さまに届けておくれ...山道は物騒だから、このお札を持っていけ。困ったときは、頼みごとを唱えて、これを投げれば助かるからな」と言って、三枚のお札を渡した…。小僧さんは、日が暮れた帰りの山道で迷ってしまい、一軒の農家に救いを求めると「それは困っただろ。さあ、飯を食って泊まってくがいい」と、婆さまが言ってくれるのだった…。夜中に、物音がして目を覚ました小僧さんは 「小僧喰いてぇ、小僧喰いてぇ」とわめいている↓2025/06/08
ヒラP@ehon.gohon
12
コンパクトサイズで、時や場所をあまり意識しなくても読み聞かせできるやさしい「三枚のおふだ」です。 話の展開の本筋を凝縮してあるので、簡単に物語に入っていけます。 やまんばも怖さをマイルドに描いているので、聞き手も気楽に受けとめられます。 でも、この絵本に終わらず、はらはらドキドキの「三枚のおふだ」も味わって欲しいとも感じました。2018/08/27
十六夜(いざよい)
11
自分が子供の頃に「日本昔ばなし」で見て覚えていた作品。子供に読むうちに、なんだかとても懐かしい気持ちになれた。山姥から逃げる為に和尚さんに貰った3枚のお札を駆使する小僧さん。つい、どんな使い方が一番効率的が考えてしまった。2021/01/24
遠い日
9
「子どもとよむ日本の昔ばなし」シリーズ9。鬼婆から逃げる間の、2枚目のお札を使うと、この話では砂山が出現。再話によって、お札で呼び出すものが異なるのがおもしろい。宮城県で語り継がれてきた昔話の再話。2020/12/30