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内容説明
舌を切られたすずめを探しにいったおじいさんが、すずめの家でもらったつづらを開けると大判小判がどっさり。今度は欲の深いおばあさんがもらいにき、つづらを開けると……!
著者等紹介
おざわとしお[オザワトシオ]
中国長春生まれ。小澤昔ばなし研究所所長、昔ばなし大学主宰。ドイツ文学者、筑波大学名誉教授
おのよしこ[オノヨシコ]
神奈川県生まれ。語り手。「茅ヶ崎図書館子どもの本の会」「たんぽぽふーの会」所属。湘南昔ばなし大学実行委員を務める。「子どもの本を読む会」にて、小学校でボランティア活動に従事
たいらきょうこ[タイラキョウコ]
宮城県生まれ。中学の美術教師、広告デザイン事務所勤務を経てフリーになる。エディトリアルを中心にデザイン、イラストの仕事で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
8
いつも、「したきりすずめ」を読むと、おじいさんとおばあさんの性格の違いに愕然とする。多くの昔話では、よいおじいさん・おばあさんで一括りなのに、「したきりすずめ」は違う。短気で欲深いおばあさんにげっそり。2020/09/23
ぶ~まっくす
6
国語の時間に「花さかじい」を習っていて、生活の時間でも昔遊びをしたり先生が昔話を読んでくれたりでこのシリーズ大量に借りました。話の内容よりおばあさんの顔がコワイことが気になってたみたいです。2012/01/30
ちー
3
したきりすずめ、これも知っているのと少し異なっていて興味深い。じさまが仕事をしていると、持ってきていたお弁当箱には食べつくした雀が一羽。そのかわいらしさにメロメロになりもって帰る。たいそう大事に世話していたが、ある日、ばさまとお留守番をしていた雀に、ばさまが米糊を猫に食べられないように見張っておけというが、雀は食べてしまう。なくなった糊をみて、だれが食べたときくと雀は猫が食べたと嘘をつく。ここで雀が嘘をつく話もあるのかと驚いた。あとは同じくじさまは軽い葛で小判を。ばさまは重い葛でひどい目にあう。2017/11/10
アンパンコ
3
3歳3カ月の娘に。ここ最近つわりがひどく3週間あまり読む事ができませんでした。今日は3連休ということもありゆったりとした気持ちで読む事ができてうれしい。りんの好きなまるいおかしといっている「ちびえび」の袋に舌をきられた雀が描かれており、どうして舌を切られたの?と聞いていたのでそれで借りたんだよと言ったら、『読んで読んで』とせがまれました。あらためてよむとおじいさんが何杯も水を飲むところがあるのですが、大丈夫なのかなと思わず口にだしてしまいました。満足そうに聞き入っていました。2010/09/19
ゆかり
2
なんと、残酷な話...後味悪くて、私と娘、絶句。ただ、道徳的要素が詰まっていて、意地悪をしたら自分に返ってくる、欲張ってはいけない、約束を破ってはいけない、など。こういう道徳心って、幼少期にしっかり身につけてやらないと、と。神さまに常に見られている感覚は大事だなと。2019/06/20