内容説明
のんびりやの長女、16歳。慎重派の次女、14歳。あまったれの三女、8歳。太平洋戦争がはじまった年、昭和16年(1941年)。人々は、何を思い、どのような毎日を過ごしていたか。そのとき、少女たちは…。平和への祈りを込めてつづる、著者の自伝的作品。
著者等紹介
岩崎京子[イワサキキョウコ]
1922年(大正11年)、東京に生まれる。恵泉女学園普通部・高等部卒業。与田凖一に師事し、児童文学の創作をおこなう。1959年(昭和34年)、短編『さぎ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。主な作品に、『鯉のいる村』(新日本出版社/野間児童文芸賞・芸術選奨文部大臣賞)、『花咲か』(偕成社/日本児童文学者協会賞)などがある。日本児童文学者協会会員
山中冬児[ヤマナカフユジ]
1918年(大正7年)、大阪に生まれる。大阪美術学校油絵科卒業。第二次世界大戦中、召集を受け、満州関東軍重機関銃隊に入隊。ソ連参戦によるシベリア抑留をへて、1947年(昭和22年)帰国。油絵作品の制作のほか、絵本や挿し絵など、児童図書の世界でも活躍
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- 和書
- キジムナーの追憶