内容説明
本文は、すべて「君たちへ」で始まる、子どもたちへのメッセージ文になっています。これは、「学ぶ」ということが何なのか、「本を読む」ことにはどのような意味があるのか、子どもたち自身を教育の現場に立ち会わせ、自分の力でこの永遠の課題を問いただしてほしいからです。
目次
第1章 読書から教育を考える。教育から読書を考える
第2章 こんなふうにして読んだら、どうか(「そう感じたのはなぜか」を作品にもどって考える;本からの贈り物、ユーモアの灯が君たちの心を解きほぐす;本は遊び場ではない。君たちの「力」の泉である)
第3章 一人で学ぶ「晴耕雨読」の読書法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岩間 宗達
1
読了。途中から「公文式のパンフレット?」と疑う場面もあったが、全体として著者が伝えたいのは「読書」と教育の関係。型にはまらず、年齢や学年の垣根を超えて自分に合った本と出会い、世界を広げていくという考え方には大いに共感できる。一例として、立花隆氏の読書遍歴を掲載しているのが興味深かった。2020/03/18
oyukichu
1
正直言うと私には難しかった。原因は、本に入り込むことができなかったこと(筆者は本が自分に入り込むと表現している)、何が言いたいかつかめないこと、分かりにくかったこと、が挙げられます。子どもに読んで欲しいと書かれているのですが、言葉も難解でうまく読めないだろうなと思いながら無理やり最後まで読みました。もうちょっと力がついたら読みたいですね。2012/04/02
yudokun
1
長らく存在を忘れていた本だったが。仕事の中で、つきつめていきたい部分を見いだしてから、その箇所を何往復もしながら読み進めていった。単なる読書技術論ではなく、自己を高める読書の意味を考えられる本。筆者が相対する「君」は、話の流れによって、哲学書を進められるほどの読書能力を持つ若者であったり、生まれて間もない乳幼児であったり、融通無碍に変化する。この変化についていけなくて、読むのが嫌になることも度々だった。が、これが一般論としての読書論ではなく、融通無碍に変化する「君」に対して呼びかけていることに意味がある。2011/12/10
Cinejazz
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「公文式読書入門編」とでもいうか、教育者向き指南は肩が凝る。(T図書館除籍本)2017/08/23
しんどー
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★22018/02/06