新潮文庫<br> 怪物

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新潮文庫
怪物

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101201542
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

偵察機を撃墜され、毛沢東治世下の敵国に落下した、台湾空軍スパイ・鹿康平。彼は飢餓の大陸から母国に奇跡の帰還を果たす。そう、これはわたしの血族の話だ──。中国、台北、東京。鹿康平と彼をモデルに小説を執筆するわたし=柏山康平。ふたりの男の運命が絡み合う。凜々しく美しい女との恋。命を懸けた冒険。『流』はこの長編に結実した。東山彰良の黄金期を告げる圧倒的エンターテインメント。

内容説明

偵察機を撃墜され、毛沢東治世下の敵国に落下した、台湾空軍スパイ・鹿康平。彼は飢餓の大陸から母国に奇跡の帰還を果たす。そう、これはわたしの血族の話だ―。中国、台北、東京。鹿康平と彼をモデルに小説を執筆するわたし=柏山康平。ふたりの男の運命が絡み合う。凜々しく美しい女との恋。命を懸けた冒険。『流』はこの長編に結実した。東山彰良の黄金期を告げる圧倒的エンターテインメント。

著者等紹介

東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968(昭和43)年、台湾台北市生れ。9歳の時に家族で福岡県に移住。2003(平成15)年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』でデビュー。’09年『路傍』で大藪春彦賞を受賞。’15年『流』で直木賞を受賞。’16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。’17年から’18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で、織田作之助賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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sin

51
記憶の中に留めた人生を編集出来ないのは事実だが、それさえ書き変わっているのかもしれない⋯虚構と現実は受け取り方に依ってはその立場を入れ替える。いや、直截に云ってしまえば虚も実も裏付けが無ければ同じ事だ。記憶と云う不確かな情報を元に事実の確定は不可能だ。作家は言葉を創るものだが感情まで創作しようとする。求め合うその言い訳に愛を創るのか?それは男女の執着ではないのだろうか?不倫だろうか?戦争なのか!振り下ろすバットの先はどちらを打ち壊そうとしたものか?希望と云う幻想を感じさせる物語らしい終わり方で幕を閉じる。2025/05/01

みこ

10
50年代から60年代にかけての中国と台湾を舞台にした硬派なスパイものと思って読んだら、そういう内容の小説を書いた性欲に頭を支配された男の物語だった。この作中作という設定、別作家の本でも主人公が勝手に袋小路にはまって何を読まされているんだろうとあまり面白く感じられなかったので、どうやら私には合わないジャンルのようだ。2025/05/29

あいあい

1
柏山康平と椎葉リサ、鹿康平とシャオ、蘇大方、王康平、王誠毅。自由と愛、戦争、生きることと飢えること、罪を語った物語。現実(現在)と回想、作中作の三つのパートを行き来しつつ、やがて三者が融解し、互いに影響しはじめる。圧倒的な筆力。鋭く深いアフォリズム。ぐいぐい引っぱって行かれる。傑作だと思う。しかし自分がどこまでちゃんと(深く)読めたかは微妙。でも読んで良かった!2025/05/15

コウ

0
著者の自己満足と自己偏愛、自身の知識を見せつけたいだけの駄作。以前、単館で観たB級とも言えないような映画を思い出しました。本を購入したお金の無駄、時間の無駄、紙の無駄でしたが、時にこうした中学生でも書けそうなプロットの愚作には出合うもの。そういう意味ではラッキーだったのかもしれません。2025/05/28

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