内容説明
二一世紀を間近にして、今、「日本の教育」はさまざまな問題に直面している。それらの問題のひとつひとつにどのように取り組み、どのような解決を図るのか、すぐさま答えを見いだすことは困難である。だが、歩みを止めない子どもたちの果てしない道のりを、私たちはどのように見守り、ともに歩むことができるのか、早急に考えなければならないことだけは確かである。本書は「子ども」に関わる各界の方々とともに「くもん子ども研究所」が組織した「子ども未来研究会」が、「子ども」について長い間、共同研究してきたその成果をまとめ、今、私たちが踏みだすべき方向への指針を示した「二一世紀に向けての教育提言集」である。
目次
序章 日本の教育、何が問題なのか
第1章 子どもの自立と自律を育てる教育とは
第2章 子どもの身体、精神を健全に育てるには
第3章 もし自分の子どもがいじめられたら
第4章 いま家族はどうなっているのか
第5章 学歴社会は本当に終焉を迎えるのか
第6章 どうなる学校、どうする学校
第7章 これからの子どもに神は必要か
第8章 自然にふれて育つことの大切さ
第9章 情報獲得の変化が子どもたちにもたらすもの
第10章 子どもには国際人になってほしい
終章 二一世紀への教育提言