内容説明
いまから、約四百年前のこと…。長い戦いのすえに、「天下統一」をとげた豊臣秀吉は、全国に役人をおくり、検地をおこなった。田畑のよしあしをしらべて、農民から年貢という税をとりたてるためだ。このとき、四国・伊予国(現在の愛媛県)の三間をおとずれた役人が、おどろきの声をあげた。「三間こそは、日本でいちばん米がとれるところにちがいない…!」農民とともに生きた戦国武将・土居清良の波乱にとんだ物語。小学上級から。
目次
義経と祖先と大木
土居家のわか武者
海からの敵
清良の元服
たたかいと落城
かなしい運命
土佐一条家へ
よろこびの帰国
満月の夜の風景
盆おどりと大文字やき
長いたたかいへ
たんぼでとれた鉄砲〔ほか〕