出版社内容情報
「やることが多くて,そもそも最初から終わる気がしない」
「頼んだ仕事の進捗がまったくわからない」
「なんで自分がこんな仕事をしなくちゃいけないのか,さっぱりわからない」
「『他人の力を借りたら負け』だと思ってる」
「やり方を変えようとしても,他部署が抵抗してくる」
「問題があっても,空気を乱す発言はしない」
「同じ失敗を何度も何度も繰り返す」
そんな仕事のムダ,ムダな仕事はなぜ生まれる?
問題の原因を図解で示しつつ,解決策を教えます。
大好評『職場の問題地図』に続く働き方改革のバイブル!
【巻頭付録】仕事の問題 全体マップ
こんな方にお薦め
- やることが多くて,そもそも最初から終わる気がしない
- 頼んだ仕事の進捗がまったくわからない
- エラい人だけで何でも決めて,ほかの人は蚊帳の外
- なんでこんな仕事をしなくちゃいけないのかわからない
- 期限はただの努力目標だと思ってる
- 会議が管理職の独演会
- 「社外の力なんて借りたら負け」だと思ってる
- やり方を変えようとしても,他部署が抵抗してくる
- 問題があっても,空気を乱す発言はしない
- 同じ失敗を何度も何度も繰り返す
といったことに1つでもあてはまる職場にいると思う方
著者プロフィール
沢渡あまね(さわたりあまね)
1975年生まれ。あまねキャリア工房 代表。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士。
日産自動車,NTTデータ,大手製薬会社などを経て,2014年秋より現業。企業の業務プロセスやインターナルコミュニケーション改善の講演・コンサルティング・執筆活動などを行っている。NTTデータでは,ITサービスマネージャーとして社内外のサービスデスクやヘルプデスクの立ち上げ・運用・改善やビジネスプロセスアウトソーシングも手がける。
現在は複数の企業で「働き方見直しプロジェクト」「社内コミュニケーション活性化プロジェクト」「業務改善プロジェクト」のファシリテーター・アドバイザー,および新入社員・中堅社員・管理職の育成も行う。これまで指導した受講生は1,000名以上。
著書に『職場の問題地図』(技術評論社),『新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!』『新米主任 ITIL使ってチーム改善します!』『新入社員と学ぶ オフィスの情報セキュリティ入門』(C&R研究所)などがある。趣味はドライブと里山カフェめぐり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
64
中身をパラパラ〜っとめくってみると、おそらく「仕事あるある話」として多くの人から共感を集められる。改善案も提案されているが、「だって人間だもの」というぐらいなので、事業部単位では問題解決には至らないと思う。解決方法は「給料の支払い方法を職能給から職務給に変える」「裁判所が事業消滅による普通解雇を認める。加えて金銭に解雇を容易にする」あたり。根っこにある問題を変えたら、ここに出てくる問題は大抵解決するのでは?厳しい考え方かもしれないが、結果を求められるホワイトカラーがそれなりの給料を得るには仕方がない。2017/04/16
ちくわ
49
今の部署に異動した際に購入した懐古本② 当事流行っており、本書もついでに購入。このシリーズには好きなポイントが3つあって…まず、外連味が無いところ!赤裸々でリアルな悩みに好感。改善活動はまず現状の課題を直視する事から!の王道に即している。続いて、挿絵が多くイメージし易い…何だかQC7つ道具の特性要因図を連想してしまう。最後に…課題は多様で絶対的特効薬は無いと明言しているところ!当然だが、課題も解決策も千差万別…皆で悩みをシェアし、考え、自発的に解決する手法が、結局は早いし成果が出ると経験上思っています。2025/02/17
よっち
36
「計画がない」「進捗が分からない」「バラバラなモチベーション」「抵抗勢力」「なぜ失敗を繰り返すのか」など仕事が思うように進まない要因を明らかにしてその解決策を提案する第二弾。どうしてよくあるムダな仕事や問題が発生してしまうのか。その原因やありがちな事例を地図として明確化し、分かりやすく分解して地に足付いた解決策を提示する本書。難しい言葉を使わずとても読みやすく書かれていて、問題解決の基本的な考え方を学ぶことができるとてもいい一冊だと思いました。同じ著者さんの「職場の問題地図」も併せて読むのがオススメです。2017/03/30
しん
30
著者のあとがきにあるとおり、理想論や正論ではなく、人間くさい部分と向き合ったプロジェクトマネジメントの本というのが、この本を一言で言い表していると思います。どうして仕事が進まないか、終わらないか、そこからスタートして、計画不在とか進捗不明、一体感がない、モチベーションが低いなどの十項目の問題点について書かれている本です。とてもわかりやすく、確かに理想論ではない気がします。参考になる部分が多々ありました。2018/01/16
のぶのぶ
30
「職場の問題地図」に続き、2冊目。まずは、情報共有が今の職場では、課題である。分かれば、納得できれば、人は動く、納得。分からないから動けない。情報の旗降り役、これ、本当に必要。ちょっと声かけしたらスムーズにいくのにと思うことがいっぱい。進捗状況の確認も大事にしたい。こちらも声かけ。失敗を大事にする、振り返り書き出す、次に生かす、伝えることが大事。失敗の経験を大事にしたい。言い出しっぺが損にならない雰囲気作り、評価はマイナスではだめ、対立も大事。ちょっと意識して仕事をしていこうと思う。2017/04/23