出版社内容情報
「“残業するな”と上司がうるさいので,帰ったことにして家で仕事している」
「残業はすべて管理職が肩代わり,管理職はいつもゲッソリ……」
「他人に構う余裕がなく,会話がなくなった」
「裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ」
そんな職場の“あるある”な問題は,なぜ起こるのか? 原因と全体像を図解しながら,解決策を教えます。
【巻頭付録】職場の問題地図 全体マップ
こんな方にお薦め
- 定時で帰っているのは一部の部署だけ。皆,相変わらず夜遅くまで残業している
- もっと仕事したいのに,無理やり帰らされてモチベーションダウン
- 終わらない仕事が日に日にたまっていく
- 仕事の品質が下がり,クレームの嵐
- やりかけの仕事が気になって,むしろストレスフル
- 他人に構う余裕がなく,会話がなくなった
- 「残業するな」と上司がうるさいので,帰ったことにして家で仕事している
- 定時退社日以外の日の残業が増えた。カンベンしてほしい
- 残業はすべて管理職が肩代わり,管理職はいつもゲッソリ
- 裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ
といったことに1つでもあてはまる職場にいると思う方
内容説明
職場にありがちな問題は、なぜ起こる?原因を図解で示しつつ、解決策を教えます。
目次
手戻りが多い
上司・部下の意識がズレてる
報連相できていない
無駄な会議が多い
仕事の所要時間を見積もれない
属人化
過剰サービス
「何を」「どこまでやればいいのか」が曖昧
仕事をしない人がいる
だれが何をやっているのかわからない
実態が上司や経営層に伝わっていない
著者等紹介
沢渡あまね[サワタリアマネ]
1975年生まれ。あまねキャリア工房代表。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士。日産自動車、NTTデータ、大手製薬会社などを経て、2014年秋より現業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
85
ぬるい。もっとドラスティックな改革をしてはどうか。1.全社員、最低賃金を支給することだけを保証する。2.業務に必要な職務に値段をつけて社内公募する。3.その職務の達成具合に応じて一定のフィーを支給する。4.人事部は賃金テーブルで給料を決めるのではなく、その仕事が世間でどれぐらいの値札がつけられるのか見極めるようにする。ちなみに4.の方法は東証1部上場の某IT企業が渋谷テレビで実際におっしゃっていたこと。やってもやらなくてもちゃんと給料を支払ってしまうことにこそ問題があると思う。2017/06/08
いわにほ
80
最近、メンバーが入れ替わったり、増えてきたりしてチームとしてうまく噛み合っていないと感じる事が多くなってきたので読んでみた。✦マネジメント側からすると、「制度」や「スキル」を補強することは目に見える成果として挙げやすい。だが、「プロセス」や「場」も合わせた4つの柱で対応しないとだめ。本書では、職場の問題点を11の切り口で炙り出している。✦考え方の骨格として図解されている「仕事の5つの要素」を念頭に置きながら問題点を出していき、より楽しく仕事ができるチームにしていきたい。2019/11/16
ちくわ
74
部署異動した際に購入した懐古本① 当時このシリーズが流行っており、皆に読んでもらおうと思い購入したような記憶が…。まず、自分が好きなタイプの本である。成功例(≒自慢)を並べ立てる系は正直苦手で、それよりは失敗例を数多く学び、ミスを潰したり避けていくスタイルが個人的に好みだ。実際、成功者の真似って難しい…同じようにやっても同じ結果はほぼ出ない。なので、天才無き集団が目的を達しようと思うのなら、まず第一に『愚かなミス』をしない事が重要だと自分は考えている。その意味で、本書は部署運営に一役買ってくれたなぁ…。2025/02/15
けんとまん1007
72
まあ、おそらく、どんな職場(組織)にもあるだろうことが綴られている。結局は、一人ひとりに行き着いてしまう。もちろん、気づく人がいるのかどうか?何か動き出す人がいるのかどうか?が大きな違いになりうる。確かに、自分の周囲を見ても・・・・でも、どこかであきらめざるを得ない部分もあるのが現実でもある。基本は、現状に安穏としないということ。2017/02/06
のぶのぶ
50
職場を変わる時期に読めてよかった。どうしても仕事で「こだわり」「オリジナル」「アイデアが豊富」と言われるが、この本を読むと「属人化」の原因にもなっている。ほどよいこだわりを持ちたいと思うのと「過剰サービス」どこまでやるのかを決める、これは、大事だと感じる。我が職場は、過剰サービスがよしとしてきた分、負担が大きくなっている。だいぶダウンシフトを呼び掛けたが、過剰なところが多い。プロセスの報告も大事でどうその結果が出ているか上司も知る必要がある。報連相のタイミングも考えていきたい。まずは同僚を知ることから。2017/03/29