出版社内容情報
琉球王朝時代から続く沖縄の伝統工芸には、本土のそれとは趣の異なる意匠や技法があるのが特徴です。昨今の民芸や手仕事への人気を踏まえ、沖縄にある伝統の仕事をアイテムごとに紹介しておきます。つくられるものの歴史的背景やつくり手の思いにも触れ、手仕事にまつわる物語を雑貨スタイリスト・小澤典代さんが伝えます。現在、ものを買うという行為には、何かしらの付加価値が求められており、ものの背景に深く根づく物語に触れることで購買意欲を持つ人たちが増えています。さらに、沖縄の旅行者はリピーターも多く、ビーチやリゾートとしての楽しみ方以外を求めるあらたな沖縄旅のスタイルも提案する本となっています。
内容説明
布、うつわ、沖縄デザイン、シーサー、かご、金細工、木工…伝統とモダン、あたらしい沖縄に出会うものづくりにまつわる物語。
目次
布
うつわ
沖縄デザイン
シーサー
かご
金細工
木工
著者等紹介
小澤典代[オザワノリヨ]
手仕事まわりの取材・執筆とスタイリングを中心に仕事をする。ものと人の関係を通し、普通の当たり前の日々に喜びを見いだせるような企画を提案(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ozoz
7
布モノにぐっときた。紅型の美しさは眼福です。藍染のモダンな紋様も新鮮。ものづくりの背景も掘り下げてあります。観光旅行は体験済みの方、手仕事好きな方にはオススメ本。2017/09/03
Koki Miyachi
1
沖縄の手仕事と工藝に打ち込んでいる人たちの物語。全体的にソフトトーンの色彩で彩られた優しい印象の本。内容は良いのだが、とにかく文字が小さすぎて読むのがツライ。視力が人並み以上に良い自分でも読むのがしんどいのだから、ちょっと普通じゃない。本は文字が読めてナンボだと思う。2024/05/30
おおきなかぶ
1
沖縄を思い出し、懐かしくなりました。2023/01/28
ふら〜
1
沖縄の工芸品を制作者へのインタビューとカラー写真で紹介。良い本だが、三線の紹介があればなおのこと良かった。あと、特に本旨ではないと思うんだけど、巻末の飲食店紹介で仲泊のシーサイドドライブインを紹介されていたのはちょっと嬉しい笑(というかまだやってらしたのね…2017/05/28
Aya Mine
1
大人の沖縄、沖縄に行き始めた20代前半では半分も理解出来なかったかもしれない。 沖縄に生まれたわけではない私も一傍観者に過ぎない。 沖縄の背負わされてきた歴史を見ても、多様な文化をチャンプルーして受け入れてくれるからといって、土足で荒らしてはいけない。 旅の中でも、お土産にも死に金を使わぬようにしたいと思った。2017/04/29