出版社内容情報
家の近くや大自然にコケを求める、コケ観察のフィールドガイドです。
目次
コケを知る
コケを見に行こう
等々力渓谷公園のコケ
鎌倉のコケ
チャツボミゴケ公園のコケ
北八ヶ岳のコケ
富士山のコケ
屋久島のコケ
日本蘚苔類学会選定の「日本の貴重なコケの森」
コケインテリアを楽しむ
著者等紹介
樋口正信[ヒグチマサノブ]
国立科学博物館植物研究部グループ長、日本蘚苔類学会前会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びぃごろ
18
うっほほーい!行った場所と今度行くぞと思っている場所がドンピシャでガイドされていて有難い☆最終目標地〈屋久島〉がラストってのも「全地制覇頑張るのじゃぞ」と励まされているようだ(笑) p106アオシノブゴケの写真に存在感ありありの白い物体が気になってしょうがないのだが・・・菌類だろうけど・・・2016/10/28
禿童子
14
どれも緑色で拡大しないと種ごとの違いがよくわからないコケも独特の個性があることが分かりました。日本には約1800種のコケが確認されているそうですが、「もののけ姫」に出てくる妖精の住むコケの森の幽玄な雰囲気のモデルになった屋久島にはそのうち650種が生息しているとか。火山地帯の酸性泉を好む「温泉ゴケ」=チャツボミゴケはその名を冠した公園が群馬県にあります。『コケの生物学』と合わせて読むと、この地味な植物への興味がかきたてられます。2017/05/01
おおた
12
等々力渓谷から鎌倉、チャツボミゴケ公園、富士山、そして屋久島(650種!)。これだけ回れば日本の苔を一通り見られるでしょう。個人的には広大な富士山の苔スポットが丁寧に書かれているのがポイント高くて、都内からなら八ヶ岳よりも行きやすいかも。マクロ写真はややぼんやりしてますが、特徴を捉えるには十分。「見に行こう」というタイトルだけあって、フィールドで実際に見ることのおもしろさが伝わる一冊。八ヶ岳や奥入瀬などは独自の苔本を出していたりするので、富士山や鎌倉のような観光地もこの本を習って地元苔本が出るといいな……2016/12/23
あんこ
8
素敵。屋久島は圧巻、富士山、八ヶ岳もすばらしい。どの森にも木霊ちゃんたち、たくさんいそう。世界には、約18000種類のコケがあり、日本にはそのうちの1割、約1800種類あるそうだ。2016/10/27
ichigomonogatari
7
10年以上前泊まった宿のお庭は美しいコケで覆われていた。それ以来コにケに魅かれる。この本はコケの基本知識、観察の仕方そしてコケをじっくり観察できるスポットを紹介。等々力渓谷はすぐ行けそう。鎌倉の古寺、北八ヶ岳、富士山のコケ。屋久島のコケのみずみずしさは体験済み。なんといってもチャツボミゴケ公園へ行ってみたい。2021/06/18