Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｄｅｓｉｇｎ ｐｌｕｓシリーズ 基礎からのＷｅｂアプリケーション開発入門―Ｗｅｂサーバを作りながら学ぶ

前橋 和弥【著】

技術評論社（2016/07発売）

• サイズ B5判／ページ数 293p／高さ 23cm
• 商品コード 9784774181882
• NDC分類 547.48
• Cコード C3055

出版社内容情報

Webアプリ開発には幅広い知識と、多様な技術を使いこなせることが求められます。HTTP・Webサーバ・サーブレット・JSP・Cookie・セッション・プロキシサーバ・TLS・認証・JavaScriptでのDOM操作・Ajax。これらを正しく説明できますか？使いこなせますか？　人に聞いただけでは忘れるかもしれません。読んで理解しただけでは使えないかもしれません。しかし、自分で試して納得した技術は使えるようになります。本書では、Webサーバを作りつつ、実際に動かして結果を見ながら、先に挙げた技術要素を1つ1つ解説します。

内容説明

「作り」、「動かし」、「結果を見ながら学ぶ」。技術は自分で試してこそ活用できる。Ｗｅｂサーバ・サーブレット・ＪＳＰ・Ｃｏｏｋｉｅ・セッション・プロキシサーバ・ＳＳＬ（ＴＬＳ）・認証・ＤＯＭ・ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ・Ａｊａｘ・セキュリティ。これらの技術、正しく説明できますか？本書なら、全部試しながら学べます。

目次

序章　はじめに
第１章　Ｗｅｂサーバを作る
第２章　Ｗｅｂサーバを完成させる
第３章　へなちょこサーブレットコンテナ「Ｈｅｎａｃａｔ」を作る
第４章　Ｃｏｏｋｉｅに対応する
第５章　セッションに対応する
第６章　Ｗｅｂアプリ開発に必要なその他の知識
第７章　ＴＩＰＳ
付録　Ｈｅｎａｃａｔの全ソースコード

著者等紹介

前橋和弥［マエバシカズヤ］
１９６９年、愛知県生まれ。名古屋市内で某ソフト会社にて俸禄を食んでいるプログラマー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たいそ]

サーバ側の実装についてほとんど知らなかったので、HTTPのリプライ、cookie、セッション、認証などの基本を知ることができてよかった。また、Javaも学習中だったので、Servletのソースコードは参考になった。セキュリティについても、メールに書かれているリンクを不用意に開くのは危険というのはわかるが、なんでHTMLメールに添付された画像を表示すると危険なのかとか、理由をいまひとつわかっていなかったので、そういったことを知ることができた。「みんなテキトーに名前つけすぎではないか。」

2017/02/17

[Masahiro Oono]

Cookieやセッション、multipart/form-data形式でPOSTされたリクエストデータについて、それぞれの解析処理を実際に手を動かして実装し、最終的にはsourceディレクトリ以下の行数が1552行（wc -l）ほどになるサーブレットコンテナ（サーブレットではなく、その実行環境）を実装することを通じてWebフレームワークの下位の概念であるHTTPの理解を深めることのできる本。楽しく読めた。

2020/09/26

[小野靖貴]

サーバサイドへの知見が深められたという点において良書。 本質的なところを捉えれば、webのバックも存外単純な構造をしているってこと。また、自分でテキスト叩いて自作することで、改めて自明となる部分も多い。 取り扱う概念→webサーバ、HTTP,TCP/IP,GET-POST,Cookie,Session,Socket,UA,脆弱性,Servlet,JSP,Tomcat,OSI,Proxy,SSL,JSONPなど...

2017/06/05

[MKSzk]

Webアプリは申し訳程度で、httpプロトコルを解説しつつ簡易サーブレットコンテナを開発するという本。Webアプリの難しさは本質的なものよりも偶有的なものが多いという定説がはっきり実感できる。

2016/07/23

[じゅんぺい - 理工書読み]

WEBサーバとブラウザとのやり取りを必要最低限のプログラミング（Java）で実現しようという内容。読む前にプログラミングの知識は必須、また「webを支える技術」などを読んでHTTPの基礎知識も付けてからだと理解が早くなると思われる。HTTPとWEBサーバの知識はあるがどう動いているのか実感がわかない、という時に読むと最適

2020/10/28