出版社内容情報
終わりのないモノへの追求から距離をとり、これはと思える逸品を見つけ、必要なだけの道具と一生付き合う人が増えています。たとえば酒器や茶器は、「育てる」と表現されますが、長い時間をかけて丁寧に使い込むことによって、酒やお茶が器の色と味わいを深め、唯一無二の存在にしてくれます。本書は、所有者の心にまで訴えてくる用の美を備えた、日々の暮らしを豊かにする台所まわり食まわりの一生モノを選び、作家や工房に「使い方」「育て方」を教えてもらう、大人の道具入門。巻頭は白洲信哉氏が語る「一生モノとのつきあい方」「白洲次郎と正子、小林秀雄が愛した器皿」。男性への贈り物選びに悩んでいる方にも役立ちます。
内容説明
モノを持たない・ため込まない時代の“贅沢”を知る特上の日用品。まな板、包丁、鍋などの基本の料理道具から木箸、鉄瓶、手づくりの器皿まで。
目次
白洲信哉インタビュー 時代をわたる器皿と実用的な料理道具
美味しいものをより美味しくする木箸
用の美を備えた瀬戸の器皿
手のぬくもりを感じる端正で清浄な白磁
唯一無二の質感とフォルムが美しい器皿
伝統と現代的な感性が息づく江戸切子
使い勝手のよさと美しさを兼ね備えた急須
使い込むほどに円熟味を帯びる茶筒
新しさと伝統が融合したキャニスター
鍛冶職人たちが伝統の技で鍛造する極上包丁〔ほか〕
著者等紹介
左古文男[サコフミオ]
高知県出身。文筆家、漫画家。1986年に漫画家デビューし、89年には小説家デビューをはたす。幅広い分野で執筆活動を展開し、雑誌・ムック・単行本の編集も行っている
児玉勲[コダマイサオ]
愛媛県出身。編集ライター。映画会社を経て、月刊「シナリオ」編集長、月刊「ドリブDlive」、書籍編集長などを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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小鈴
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ココアにんにく
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