出版社内容情報
銭湯、立飲み、駄菓子や、祭の屋台…オールドレンズを装着したカメラ片手に、ぶらりと下町スナップの旅に出る。散歩と中年男性と古いレンズはとても相性がよいのである。慌ただしい日常から離れ、たとえば祭りの喧噪のなかでも、じっくりとピントリングを操作して被写体に焦点を合わせる。これぞ渋い男の趣味の世界なのである。コンパクトなボディに大きなセンサーを搭載したミラーレス機なら、フィルム時代のレンズを手軽に楽しむことができる。ライカやツァイスのお高いレンズでなくても、4桁台の価格で購入できる国産レンズを中古屋で漁るのも、これまた楽しいものである。本書は、はじめてオールドレンズを使って写真を取りたいと思った人に、撮影前の準備からレンズの選び方、購入方法、使い方を紹介。併せて散歩写真の作法、男心を擽る被写体の見つけ方も解説。巻頭には、なぎら健壱さんのインタビュー記事「ぼくと散歩とオールドレンズ」 を掲載。
内容説明
銀ぶら、文学散歩、Y字路探し、時代小説を歩く…散歩写真のテーマ選びから、旅するカメラと相性のよい古レンズの魅力まで。
目次
風に吹かれて散歩にでよう お気に入りのカメラをたずさえて
インタビュー なぎら健壱―“なぎら流”お散歩カメラの作法
第1章 散歩写真とオールドレンズの愉しみ(デジタル一眼カメラとオールドレンズの魅力;散歩写真・歩くカメラ ほか)
第2章 こんなときどう撮る?―シーンごとの撮影テクニック(街歩きのアングル;料理写真を“旨く”撮る ほか)
第3章 オールドレンズ学入門―世界の名玉から手頃な1本まで(“M42マウント”旭光学SMCタクマー;“M42マウント”カールツァイスイエナフレクトゴン ほか)