目次
第1部 石炭紀(ウミユリの園;そのとき脊椎動物は;シカゴに開いた“窓”;大森林、できる;昆虫天国)
第2部 ペルム紀(完成した超大陸;両生類は頂点をきわめ、爬虫類は拡散を開始する;単弓類、繁栄する;史上最大の絶滅事件)
著者等紹介
土屋健[ツチヤケン]
オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者を経て独立し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koning
27
シリーズも第4弾。そしてついに古生代が終わります。という流れがこのシリーズのお陰でなんかよくわかりましたよ。いよいよ表紙のディプロカウルスのような両生類がどっかんとくる時代。ディメトロドンのような昔から古生物関係の絵本なんかで出て来る有名なのも出てきて中生代の恐竜大好きな人たちにはその前触れ としても楽しいんじゃないかと。そしてペルム紀に起きたらしい地球史上最大規模の大量絶滅とそこを境に生物種が古代から現代へと続くものに別れてるという件はまさにへ〜〜連発。ここらの話ちっともリニューアルしてなかったわ。2014/10/09
ホークス
25
2014年刊。化石写真とイラストが美麗なシリーズ。石炭紀に石炭が大量にできたのは、巨大なシダ植物を分解する微生物が未発達だったせいらしい。脊椎動物は海ではサメが、陸では両生類が多様化。爬虫類と単弓類(哺乳類につながる)はそれぞれ両生類から出現した。巨大トンボのメガネウラ、ほか分類不明のキテレツな種も色々出てくる。石炭紀の末、超大陸パンゲアの完成で内海が消滅し森林も消える。ペルム期末の最大の絶滅事件までは、陸の覇権を両生類と単弓類で争っていた。この頃に両生類が生んだ珍種が表紙のディプロカウルス。2025/11/12
ヨクト
22
シリーズ第四巻。石炭紀・ペルム紀。植物と昆虫が支配する地上へ脊椎動物が進出。昆虫の当時の大きさは軽くホラー級。両生類、爬虫類はそれぞれ巨体を手にいれ覇権争いを繰り広げる。単弓類と双弓類は後の哺乳類や爬虫類の祖先となる。そして史上最大の大量絶滅が発生、恐竜が登場する中生代三畳紀へ。途中にちょろっと紹介されている「The H」「The Y」が気になって夜も眠れない、朝も起きれない。2014/08/02
たまきら
20
古世代末期の生物進化は本当に興味深いです。私が特に好きなサメの歯の形態部分が本当に面白い。そうそう、こういう様々なイラスト、デンバーの自然史博物館でたくさん見ました。まだまだ謎が多いこの時代の研究がさらに進むのが楽しみです。2016/11/10
更紗蝦
17
39ページのツリモンストラム(ターリーモンスター)を見て、「星野之宣の『ブルー・ワールド』に出てきたアレって、実在した生物だったんだ!」と驚愕しました。あまりにも異様なデザインだったので、てっきり星野先生が創造したオリジナル生物だと勘違いしていました。2016/11/11




