内容説明
パスカル、フェルマー、ライプニッツ、オイラー、ラプラス…といった大数学者たちは、サイコロやカードゲームの問題に挑戦し、新たな数学の世界を切りひらいてきた。初歩的な間違いをすることもあれば、思いもよらぬ見事な解法を発見することもあった。彼らのエピソードも交えながら、確率のエッセンスを紹介。
目次
誰だって確率は苦手
確率とは場合の数の割合である
世界を変えた往復書簡
パスカルの算法
フェルマーの魔法
くじ引きの原理/期待値の加法性
数学者の名がつく古典的問題
ド・モアブルのモダン・トリック
時間を自由にするテクニック
図形に関する確率パズル
ゲーム
条件付確率とベイズの定理
コルモゴロフの必然性
著者等紹介
岩沢宏和[イワサワヒロカズ]
数学パズル・コレクター、パズル・デザイナー。また、アクチュアリー(保険数理の専門家)として、(公社)日本アクチュアリー会、(公財)損害保険事業総合研究所などで主にアクチュアリー資格に関わる数学や保険数理の講師を務めている。米NPO法人International Puzzle Collectors Association理事。国際パズルデザインコンペティションにてパズル・オブ・ザ・イヤー(2008年)、パズラーズ・アウォード(2012年)など多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜梨@灯れ松明の火
2
図書館。なんとなく読んでみたくなって借りてきてななめ読み。確率って難しいですね。2014/02/15
S
1
確率をパズル調で。「確率のエッセンス」とあるが、正統な確率の本ではない--最後の章にすこしだけ。ところどころ説明もわかりにくいが、感心させられたところも多く、全体的には満足。2018/02/10
mita
0
もっと簡単なところから2015/04/05
オブ犬
0
確率論に関する様々なテクニックをパズルを元に論じていく。意外と計算式を使うものが多いのでそのへんは理解しきることができなかったが、「くじ引き理論」など確率を考えるのに使えそうな知識も多かった。2015/02/26
Altria Alt
0
数理を勉強する上でサラッと基本を学習したく読む。 偉大な学者も殊、確率に関しては勘が働かず間違いを多く遺しているとの事で勇気を貰った。まだ新しい分野の学問でありベイズがここ最近見直されAIの学習に使われる奥の深いものなので今後も学習を進めていきたい。 ただ1/4は複雑でチンプンカンプン、、、2024/12/19