内容説明
これで数学記号の意味・読み・使い方がわかる!小学生レベルの数字「1、2、3…」からはじめて、最終的には大学レベルの数学記号に到達する、読み通せる辞典風数学エッセイ。
目次
第1章 はじめての数学記号たち―小学校の数学記号
第2章 その次の数学記号たち―中学校の数学記号
第3章 少し進んだ数学記号たち―高校の数学記号
第4章 もっと進んだ数学記号たち―大学の数学記号
著者等紹介
瀬山士郎[セヤマシロウ]
1946年群馬県生まれ。1968年東京教育大学理学部数学科卒業。1970年東京教育大学大学院理学研究科修了。同年、群馬大学教養部教員。2011年群馬大学教育学部定年退職。専門はトポロジー。2012年放送大学前橋学習センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
7
quod erat demonstrundum2013/12/08
mfan4703
6
小学校の算数から大学の初等数学までに登場する各種記号について、その読み方、意味、簡単な使い方を解説した本。高校まではほとんど覚えているので新鮮なものはあまりないが、何十年も前に習ったことが昨日のことのように思い出されて懐かしかった。高校で習わなかったテイラー展開や三角関数の逆関数の話が興味深かったですね。2016/05/17
まねきねこ
5
小学校から, 大学1回生までの内容. わかっていなかったことに気づかせられたり, 理解が深まったりするのでとても面白かった. 数学は「なるほど」と思いながらするととても楽しい. 「数学は読むものである」と思った. 一つの式から誤解のない情報が読み取ることができるので, 数学記号は美しく, それらによって様々なものを導く数学はとても美しい.2019/01/15
放蕩長男
5
統計的な手法を人に教えることになったのですが、Σの意味どころか、読み方もわからないと言われてしまいました。簡単にわかりやすく教えられないかと考えていたときに、この本を思い出し、引っ張り出してきました。数学記号の解説だけを書いたエッセイです。非常にわかりやすく記述された、読み物的辞典とでもいいましょうか。触れなくなって久しい記号が沢山ありましたが、結構覚えているものですね。2016/02/12
onisjim
5
辞典というよりは数学の記号をめぐる軽めのエッセイ集であり、なかなか楽しく読める。∫やΣやlimやらを前にして「お、おう」となっていた高校生の頃にこういう本があれば、数学ができるようにはならずともちょっと救われたかもなあと思った。2013/12/10