内容説明
東大卒、起業、就職を経て、日本の労働の矛盾に気付いた「脱社畜ブログ」著者が本音で語る。
目次
第1章 日本の職場は理不尽なことばかり(満員電車のサラリーマンが抱える苦悩;サービス残業という犯罪行為 ほか)
第2章 社畜にならないための考え方(仕事と自己実現;仕事と成長 ほか)
第3章 僕が日本の仕事観に疑問を抱くようになるまで(とにかく就職が嫌だった;はじめて作ったウェブサービス ほか)
第4章 プライベートプロジェクトのススメ(プライベートプロジェクトとは;プライベートプロジェクトのはじめかた ほか)
第5章 脱社畜の未来(僕たちはいつまで働き続けるのか;脱社畜社会の先にあるもの)
著者等紹介
日野瑛太郎[ヒノエイタロウ]
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、ウェブサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、失敗。就職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
69
日野さんが学生時代に開発していた、Webサービスやソーシャルゲームの内容が、具体的に書かれています。といっても、すべて失敗の記録。「コレやって大当たり!」しました。というものではありません。しかし、読んでいてつくづく感じるのは、「失敗したからといって、失うものってほとんどあらへんよな~」。強いて言うなら、日野さんが失ったものって、時間くらい?2013/10/14
ゼロ
17
脱社畜の働き方と目立つタイトルではあるけど、中身は当たり前のことが書かれている。日本の労働環境っておかしいよね?と疑問を浮かべているわけど、なぜだろう?と思っていたら語られる学生時代。著者は働きたくなかった。いや、違う。働きたくないのではなく、誰かに雇われたくなかった。だから新しい企業を始め、新しいサービスを始めることにした。成功体験で終われば、こんな本は出さなかった。経営者と会社員を経験さはたからこそ、言える言葉がある。後半が非常に面白く、私も会社に縛られない生き方をしてみたいと思った。2014/01/23
アイスマン
16
会社が社員の一生に責任を持つ事はあり得ないし、終身雇用制度は崩壊して久しい。 そうであるなら、会社と社員の関係は対等な契約相手、つまりビジネスパートナーとしての関係であるが故に、会社に必要以上に帰属意識をもったり、会社に強く依存する生き方はハイリスクだと言えよう。2018/05/11
ニョンブーチョッパー
9
★★★★★ まったくもってうなづく内容ばかり。購入して何度も読み返したい本。著者の考え方は、今までに読んだことのある、こちら系の本の著者の中で、一番私と近いように感じた。会社とはあくまでも労働者として契約している関係に過ぎない。給与計算は有給取得を前提として決定されている。「残業」は極めて例外的なこと。「社会人の常識」という言葉を使うと思考停止に陥る。他人の幸せに寛容になることで、日本の職場の我慢大会が緩和される。「〇〇したくない」も「〇〇したい」と同様に個人の願望として受け入れるべき。↓2021/08/04
阿呆った(旧・ことうら)
8
これを読んでしまうと、残業を強いられて(サービス残業)働いてる人は、辛いだろうな。上層部の人がこれを読まないと改善できないでしょうに。2016/01/09
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