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目次
第1章 再生可能エネルギーの基礎知識
第2章 固定価格買取制度下のビジネスの基本
第3章 太陽光発電事業の実務
第4章 風力発電事業の実務
第5章 地熱発電事業の実務
第6章 バイオマス発電事業の実務
著者等紹介
今泉大輔[イマイズミダイスケ]
株式会社インフラコモンズ取締役・マネジングディレクター。青森県弘前市生。早稲田大学教育学部英語英文科中退。90年代後半からITや金融のコンシューマ/エンタープライズ分野について雑誌記事や単行本の執筆を行うかたわら、銀行系シンクタンク、外資系コンサルティングファームなどからネット、金融、電力分野におけるプロジェクト単位のリサーチを受託。2003~2010年半ばまで米系大手IT企業にリサーチャーとして勤務。その後、守備範囲をインフラ輸出(PPP)、スマートグリッド、スマートシティに定めてリサーチ・執筆活動を行っている。2012年半ばより、株式会社インフラコモンズ設立に関わり、国内だけでなくアフリカ(タンザニア等)の発電・エネルギー案件の組成およびコンサルティングを行っている。スマートコミュニティ勉強会(旧スマートグリッド勉強会)世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DAdadaDAI
5
固定価格引き下げで事業環境が厳しくなっていく今。太陽光ビジネスにおける1平方㍍あたり借用料100円という基準やバイオマスにおける木材を4t車で1日12回ほど運搬が必要など具体的な数値があり勉強になった。同時に日本における再生エネルギーの事業環境の厳しさを改めて実感した。固定価格引き下げは既定路線とはいえ、より踏み込んだ法規制緩和が必要だと感じる。最新のデータも知りたい。2017/05/05
暗頭明
5
風力発電に伴う弊害としてシャドウフリッカーshadow flickerというものがあると初めて知る。「風力発電機の影がかかる場所では、一定周期で回転するブレードの大きな影が家の中に入り込み、周期的に光と影が交錯するちらつきとなって表れます。これは言葉で説明するよりも、動画を見るとその深刻さがよく理解できます」(p.114)とあり、YouTobeを案内しているので確認すると、実に深刻・不気味な事態だと感じた。心理面への影響は計り知れないという印象を持つ。本書全体については読みやすいという点に感心した。 2015/03/13
Kei Ito
3
再生可能エネルギー事業に関して、簡潔に要領を整理した良書。2012年7月に適用が開始された固定価格買取制度(FIT)の制度内容から、太陽光・風力・地熱・バイオマス等の各類型に応じた実務対応内容について豊富な図表を交えて解説がされている。ファイナンス面からの記述も多く、再生可能エネルギー事業の基本を広範囲に、かつ、短時間で理解するのに適していると思う。2013/09/19
suoyimi
1
4年ほど前の2012年7月に再生可能エネルギーの比率を高めるために、固定価格買取制度という15~20年程度の期間、太陽光などの売電価格を42円/kWhに固定する仕組みが始まりました。その当時、太陽光発電モジュールは35~40万円/kWほどであり、一般家庭で8kWほどのモジュールを導入すれば初期費用が300万円近くかかった計算になります。2013年7月発刊の本です。買取価格は年々下がってきていて、2016年は33円/kWh程度となっているようです。2016/03/13
ごはんりれー
1
第2章固定価格買取制度下のビジネスの基本の、資金調達やIRRの指摘が書かれていたので良かったです。また、借地料や立地調査など実務に関してのことも。2014/09/29