内容説明
本書はヒッグス粒子を発見した史上最大の科学実験を、現場からの多数の写真と解説によって描き出す。さらに“神の粒子”をも含めて過去1世紀以上にわたり究極物質と宇宙の根源の解明を追い求めてきた素粒子物理の世界を、約200点の写真・図版を用いてドキュメンタリー的に解説する。
目次
1 巻頭スペシャル ついに姿を現した幻のヒッグス粒子
2 ヒッグス粒子Q&A(ヒッグス粒子とは何か?;なぜヒッグス粒子を探さねばならないのか? ほか)
3 素粒子を見つけるしくみと巨大技術(泡箱と霧箱;宇宙線観測装置 ほか)
4 究極の物質と真の素粒子を求めて(物質は何からできているか;原子の構造を探る ほか)
5 宇宙をつくる素粒子(宇宙の階層構造を見る;素粒子とビッグバン理論 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cronoq
3
ヒッグス粒子についての解説は一部、全体的に見れば素粒子論の本。写真やイラストが豪華なのでわかったようなつもりになってしまうが、結局のところヒッグス粒子が何ものなのかをこの本から理解するのは難しい。ヒッグス粒子について突っ込んだ理解をしたくて読んだので、ヒッグス粒子についてのもう少し詳しい記述が欲しいと思った。2013/08/13
とと
1
わけわからなさ加減がとてもおもしろかったww 大体これ一般向けの本だけど、何をどう教えようと言うんだろうねw まあ、素粒子論も量子論も数学的整合性とそのほんの一部分を表す観測結果から認められた理論であって、内実は人間の想像の遥か先にあるのだから、数学を使わない限り表現は曖昧になる。粒子と言っても本当に「つぶ」なわけじゃないだろうし、無限大や無限小・高次元なんてものはそもそも想像できないのだから。まあでもそれこそが、宇宙の偉大さを物語るロマンではあるのだな。2016/03/12
コウヘイ
0
ビックバン直後の対消滅の意味がわかった。 写真で見ると、加速器の大きさに驚かされた。2016/12/09
IshiToo
0
カラフルなイラストや写真がふんだんに盛り込まれ、いろんな粒子があるんだな・・・という感想。自分自身、全然分かってない事を再認識。それにしても、そもそも分かっていないないことが多すぎる。宇宙は無限?に大きく、素粒子の世界は無限?に小さく・・・。無限の連続の中に自分が居る事だけは理解できた。2014/05/11
cocolate
0
ヒッグス粒子の質量もヒッグス場から与えられると聞いていたともうが、そうではないらしい。質量のヒッグス場の寄与は少ないってことみたいだが。 2013/07/13