内容説明
大悪魔との算数決戦から、すっかりパラドクスのとりこになった探偵団のキサラギ、シモツキ、ヤヨイ。今回も町に隠れている不可思議現象を見つけては、解決の糸口を探りに出かけていきます。なぜか品数があわない倉庫、多数決で選んだはずなのに矛盾する順位、犯人が見えない盗みの現場…。果たして探偵団は奇奇怪怪とした事件のナゾを見抜けるのか!?―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
colpote
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前作に続いてのパラドックス本。前作と続けて読みました。やはり文体は小学生・中学生向けではありますが、パラドックスの内容が前作より難しくなっています。シュレーディンガーの猫や二重スリット実験が出てきたときは驚きました。また、問題そのものが前面に出てきて、しかも問題自体が難しいので、読み進めるのは前作ほど簡単ではありません。前作にも通じるところはありますが、問題を既に知っている人でない限り、問題そのものが理解できないことがある可能性があります。図や問題がもう少しわかりやすければなーという印象です。2013/02/14