目次
第1章 免疫学研究の夜明け
第2章 B細胞と抗体の多様性
第3章 T細胞の多彩な働き
第4章 敗血症と自然免疫学
第5章 新しい自然免疫学
第6章 自然免疫の真の姿―審良静男研究室の成果を中心に
第7章 生物の進化と免疫
著者等紹介
坂野上淳[サカノウエジュン]
大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)准教授。研究マネージメント・コーディネート担当。名古屋市出身。東北大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了、のちに博士(地球環境学)。厚生省(当時)、民間会社の博士研究員などを経て、2008年より現職。気象予報士試験合格、臭気判定士、潜水士などの資格を持ち、幅広い趣味と興味を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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内島菫
1
免疫系が自己と非自己を見分けるシステムであるならば、獲得免疫よりも始原(自己)に近い自然免疫の重要性に、人間はやっと気づき始めたばかりなのかもしれない。身体中で常に発動している自然免疫の基礎がパターン認識であることを精神的心理的作用にも演繹すれば、人の感情から文化までもがある種のパターン認識とその作用によるものという切り口ももっと面白いものになるのではと思った。2014/11/27
さとー
1
わかりやすくてよかった。とりあえず、免疫系はすごい。ほんのちょっと大学の自演っぽい記述もちらほらw2011/10/15
coldsurgeon
1
自然免疫学の発見の歴史が、概略的によくわかるように解説されている。もう少し、突っ込んで勉強したくなった。よき入門書です。2011/10/09
Satomi
0
中学レベルまでの生物の知識しかないわたしでも、ゆっくり時間をかければ理解できました。 免疫ってすごいね、本を貸してくれた医学科の友人に言いました。 免疫ってすごいよ、人間の体ってすごいよ、深夜眠そうな目をした彼は答えました。 学ぶことで少し実感した世界の緻密さと生命の驚き。 彼は医師という職業でむきあっていくんだろうな。わたしもその一端をかいま見れた気がした。 (借りっぱなしでごめんなさい)2014/02/01
はひへほ
0
自分の身体を守っている仕組みくらい知っとかないとなって気持ちで読み始めた。思ったより読みやすく、免疫について、とくに自然免疫についての知識が手に入った。2013/09/08
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- 和書
- 両大戦間の日本海事産業