内容説明
本書は、アセンブラの基礎、2進数、16進数の扱いを段階的にていねいに解説。豊富な例題は、少しずつ理解を深められるよう、巧みに構成されている。まず「解題」で概要をつかみ、「プログラムのポイント」で処理の要点を把握する。その後に、命令行ごとになんのための処理かが分かるレベルまで徹底解説。こうして例題を解くことによって、確実にCASL2を理解できるようになるだけでなく、プログラムの構造、ルール、無駄のないアルゴリズムなど、プログラミング一般の力も、自然と身に付いてくる。
目次
第1章 CASL2とはこんなもの(コンピュータで計算を行うには;COMET2の記憶装置とレジスタ;アドレス修飾をマスターしよう;コンピュータは0と1の世界に生きる)
第2章 2進法と16進法を征服する(10進数だけが数ではない;負数は補数で表す)
第3章 CASL2プログラムの書法(プログラムはこう書こう;アセンブラに対する指示はアセンブラ命令で;データのやりとりは転送命令で;算術加算・減算と論理加算・減算;数の比較は比較演算命令で;分岐命令で好きなところへジャンプ;論理を探る;けたの移動で乗算や除算ができる;プッシュとポップ;副プログラムを使ってむだを省く;マクロ命令を使う)
第4章 構造を理解する(CASL2プログラム解明のコツ;コツのトレーニング)
第5章 実戦力をつけよう(入出力処理;ビット列操作;数の変換;値の大小比較;テーブル操作;四則演算;文字列処理;データ構造)
著者等紹介
八鍬幸信[ヤクワユキノブ]
1946年生まれ、札幌市出身。博士(経営学)。北海道大学大学院博士課程退学、専攻は経営情報システム論。現在、札幌大学経営学部教授。「経営情報論」、「ビジネスコミュニケーション論」、「情報セキュリティ」、「Webマーケティング」、「事業構想学」を担当。日本情報経営学会、経営情報学会、システム監査学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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