内容説明
日本の象徴である富士山。現在の泰然とした姿からは想像できないかもしれないが過去に大噴火を起こしている立派な活火山である。現在最後の大噴火からすでに300年が経過いつ大爆発を起こしてもおかしくない状態だ。現代で富士山が噴火したらその被害規模は?そして防災への備えはどうなっているのか?火山としての富士山のなりたちや噴火の歴史、将来の噴火予測と防災対策、富士山という火山が普段から与えてくれている恵みについて、やさしく総合的に解説。
目次
1章 火山はどうしてできる?
2章 富士山のおいたち
3章 歴史時代の二大噴火
4章 富士山のハザードマップ
5章 富士山の噴火予知と防災計画
6章 火山と共に生きる
著者等紹介
小山真人[コヤママサト]
静岡大学防災総合センター・教育学部教授。専門は地質学、火山学、歴史地震学、地震・火山防災など。1959年静岡県浜松市生まれ。静岡県立浜松北高校を卒業後、静岡大学理学部、静岡大学大学院理学研究科修士課程、東京大学大学院理学系研究科博士課程に学ぶ。東京大学理学博士(地質学)。日本火山学会理事、火山噴火予知連絡会臨時委員、富士山ハザードマップ検討委員会委員、富士山火山広域防災対策検討会委員などを歴任し、現在は富士山火山砂防計画検討委員会委員、伊東市史編集委員などを努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2022/04/10
osprey4691
0
前半は富士山の成り立ちと噴火の歴史、後半はハザードマップなど防災関連という内容。あまり知識が無くても取り付きやすくわかりやすい内容だった。ただ2009年初版の本で東日本大震災以降の状況の変化は織り込んで無いので今だと防災関連はまた違ったアプローチがあるのかも2014/01/03
1484h
0
研究室配属された新人さん向けに輪講した。2013/10/22
1484h
0
タイトルは…だが、既存の富士火山入門書としては一番イイ本ではないかと思う。文章はわかりやすい、内容は手広く充実している、お値段もリーズナブルということで、学生さんらにまず読むことを薦めている。2012/08/29
ともたか
0
火山が噴いて灰が散ると社会活動が止まる。 灰が5ミリから10ミリメートル積もるだけで どえらいことになる。 これに雨が加わると更に大変なことになる。 こういう状況になる前にどうするか対処法を 考えておくことが必要だ。 水。食料。隙間からの灰の進入の防止法等々。2012/07/28