内容説明
本書では、最新の知見と情報をもとに、今現在、日本列島とその周辺がどのような地震の危険にさらされているか、明らかにしていく。
目次
序章 首都圏直下型地震・宮城県沖地震は切迫しているか?
第1章 地球型惑星で起きる地震
第2章 プレートが動いた証=地震と火山
第3章 プレート間(海溝型)巨大地震とプレート内(内陸直下型)地震
第4章 地震と噴火の規則性からわかること
第5章 最近起きた地震からわかること
第6章 来るべき地震に備えて
著者等紹介
木村政昭[キムラマサアキ]
1940年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。通産省工業技術院地質調査所、米コロンビア大学ラモント・ドハティ地球科学研究所を経て、琉球大学教授、同名誉教授(理学博士)。日本国政府刊行の海洋地質図第1号の作成を担当。火山活動と地震の相互関係を研究。海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構)の潜水調査船「しんかい2000」などで沖縄トラフ熱水鉱床発見に貢献。琉球列島の古地理復元、海底遺跡研究にも携わり、1982年度朝日学術奨励賞、1986年度沖縄研究奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東北の大震災以後、日本に住む人たちは地震と原発に対して否応なく当事者意識を持たざるをえないようになったけれども、それらに対する基礎的な知識を持たないまま、マスコミの扇情的な報道やネット上の流言飛語にいちいち一喜一憂しているようでは精神衛生上よろしくないと思う。この本は地震に関して日本の置かれている状況を概説的にまとめているので地震の基礎的知識を固めるにはお役立ちの1冊である。地震に関してまだまだわかっていないことが多いということがわかるというのも収穫である。2013/10/22
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復習!2007年初版の木村教授監修の本ですが、ゾクゾクする内容。2011/05/11