内容説明
空中生活を送るネズミ・歩くヤシの木・巨大なミミズ・メスしかいないトカゲ・シロアリをだますカビ・いつも四つ児で生まれるアルマジロ・干上がっても死なない虫・オタマジャクシにならないカエル・若返りするクラゲ…私たちの常識をくつがえす生き物たちが、進化のひみつを伝える。
目次
1章 ようこそ、ふしぎな生き物の世界へ
2章 似たものへの進化
3章 生き物の形をつくるしくみ
4章 体の大きさが意味するもの
5章 寄生・共生という関係のふしぎ
6章 極限環境を生き残るひみつ
7章 子孫を残すためのさまざまな工夫
8章 仲間と一緒に暮らす生き物たち
終章 ヒトというふしぎな生き物
著者等紹介
遊磨正秀[ユウママサヒデ]
龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科教授・理学博士(動物生態学)
丑丸敦史[ウシマルアツシ]
神戸大学発達科学部助教授・博士(理学)。専門は植物生態学
宮本拓海[ミヤモトタクミ]
1967年福岡市生まれ。イラストレーター、動物ジャーナリスト。NPO法人都市動物研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
3
最近、生物に関心を持ち始めたのだが、地球上には実に多様な生命がいることに驚かされる。異なる進化の道筋をたどり、ふしぎな共生関係を持っていたり、ユニークな生存戦略を取っていたりと、驚くほどバラエティに富んでいる。生物から学ぶべきことはまだまだ幾らでもありそうだ。2024/09/14
あにこ
1
妙ちきりんな生き物たちの生態を面白おかしく紹介するだけでなく、それにまつわる科学的なオハナシも十分されており、多くのことを学べる一冊だった。章ごとにざっくりと重要事項の説明がなされているのも良い。今までの常識がぶち破られまくりで自然の偉大さを改めて知らしめられることになった。「人間以外ではココノオビアルマジロだけがハンセン病にかかる」というのは興味深い。2015/03/11
ゆう
0
章ごとにテーマの説明→生き物の例示という構成。生き物ごとに著者が違っているので毎回気合いが入っている。笑 つい人に教えたくなるおもしろい生き物たち。2014/04/10
かい
0
皆、生きるために必死なんだと思った。ちょっと、気持ち悪い生き物もいたけれど…。2011/08/30
berinangi
0
一番印象に残ったのは寄生バチ「コピドソーマ」。たった一つの卵から数百匹のこども達がワラワラ。凄すぎ。2010/11/27
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