内容説明
今、不思議な現象が起こっている。例えばテーブルに置かれた冷水入りのコップである。しばらくすると汗をかきだす。この汗はどこからきたのだろう。例えば公園に咲く色とりどりの花である。どうして赤や青になるのだろう。ロウソクに火をつけたとき、紙のようにどうして一気に燃えないのだろう。ダイヤモンドが硬いのはどうしてだろう。腐るって、どんなことが起きているのだろう。空気は凍るのだろうか。気がつけば、不思議なものだらけである。さあ、化学の宝石箱を開けよう。
目次
第1章 化学の目で観察する話
第2章 身近な色の話
第3章 無機と有機の話(命のないものとあるものの話)
第4章 モノのサイズの話
第5章 自然を支える化学の話
第6章 地球を救う化学の話
著者等紹介
吉村忠与志[ヨシムラタダヨシ]
1949年3月8日、福井市に生まれる。1973年に福井大学大学院工学研究科を修了し、1982年に京都大学で理学博士を取得する。現在、福井工業高等専門学校物質工学科教授として勤務し、化学教育を啓蒙している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒコ。
1
「重水は…原子力産業でよく利用…」→日本の原子炉で重水炉は「ふげん」だけだと思います、「…と定めたのがアボガドロの法則です。」→違います、そもそも法則は見付けるもので定めるものではありません、「アメンボー」「モルファ蝶」→「アメンボ」「モルフォ蝶」。化学以外の分野は科学読み物を読んで後うろ覚えで書いたんじゃないかという感じを受けます。2013/01/23
suzu
0
タイトルに惹かれて読んでみたが、ちょっと科学好きなら誰でも知ってるような内容ばかり。いろいろ間違っているところもあり、いまいち。2016/06/08
えりっく
0
コップについた茶渋やナベについたコゲの取り方。青いアジサイのでき方、アジサイ的には青と赤紫の花が混在している土壌がいい。モルとかアボロガドロ数とか化学の基礎もわかりやすく載っていて良かった。図も多いし。牛乳の粒がブラウン運動してるっていうのわかりやすくて好き。気に入った笑2014/09/07
scoopio
0
斜め読み。深みが足りない。裏技っぽいのはおもしろいけど、そういう本じゃないし。2008/12/12