内容説明
インターネット時代のビジネスシステムの中核をなすデータベース。そのデータベースを構築後は、ビジネスの中心となるべく稼動したデータベースを滞りなく管理・運用していくのがSE/技術者の重要な仕事になります。本書は、システム構築の現場で経験から得られた「管理・運用」の実践ノウハウについて、やさしく基礎から解説をしていきます。データベースを管理・運用する技術について体系的に手順化することで、いままでの成りゆきまかせの多かった管理方法から、効率的に管理・運用ができるようになります。各章ごとの確認問題で、知識を整理しながらすぐに役立つノウハウを学習できます。
目次
第1章 データベース管理部門の設立(データベース運用管理の目的;データベース運用管理の設立)
第2章 データベースの初期構築(データベースの初期構築の手順;分散データベース環境の構築 ほか)
第3章 データベースの運用管理の実際(マシンの開始/終了;自動スケジューリング機能の設計 ほか)
第4章 データベースの監査(データベースの監査とは;データベースの監査の流れ ほか)
第5章 運用管理のノウハウ集(運用管理のノウハウ;運用・保守段階のためのノウハウ ほか)
著者等紹介
弓場秀樹[ユミバヒデキ]
ソフトウェア設計技法の研究開発、CODASYL型DBMS/RDBMSの研究開発と実用化、国家および商用各種プロジェクトのDB設計に従事。人工知能の研究を通してデータモデリング手法を実践し、生データを基盤としたDB設計技法の体系化と実用化や通信業、官庁、流通サービス業、製造業の大型~小型システム構築およびコンサルティングを行う。データベースの体系的な解説と技術者育成活動に力を入れている。DB2グローバルマスタエキスパート。情報処理1種
武田喜美子[タケダキミコ]
CODASYL型データベースの開発と実用化およびUNIXプラットフォーム上へのOracleの移植、日本語化に対応。OracleV5よりOracleに深くかかわりを持つ。製造業を中心に30社以上の大型基幹システムのDB設計/構築および大規模データウェアハウスの構築に従事。その他各種コンサルティングおよび教育コース開設や講師を通してRDBの普及に力を入れている。最近はOracleのほか、DB2に対しても積極的に対応をはじめている。Oracle Master Platinum for Oracle9i。DB2グローバルマスタエキスパート。通産省認定データベーススペシャリスト
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