内容説明
アメリカではだいぶ前からディジタル信号処理技術が発達しており、研究開発がかなり進んでいます。しかし日本を見ますとまだまだこの技術が十分に普及しているとは言えません。本書は世界でトップレベルのDSPの技術を持っているテキサス・インスツルメンツ(TI)のDSPをベースに、ディジタル信号処理の基礎から応用までわかりやすく解説するとともに、初めての方でもプログラミングが可能なように例題を添えてあります。
目次
第1章 DSPとは何か(DSPはディジタル信号高速処理用マイコン;携帯電話とDSPの普及 ほか)
第2章 ディジタル信号処理の基礎(アナログ/ディジタル変換;フーリエ変換 ほか)
第3章 DSPのソフトウェア設計と開発環境(開発システムとその環境;評価用ボード、エミュレータ、シミュレータを使う ほか)
第4章 DSPプログラミング入門(DSPプログラミングは本当に難しいか;信号処理アプリケーションの設計手法 ほか)
第5章 DSPの特徴とハードウェア(高性能・低価格DSP TMS320C20xシリーズの概要;モータ制御等に使われるC24xシリーズ ほか)