内容説明
本書はある条件で不可能に挑むことを目指したユニークな入門書。ある条件とは、MS‐DOSやMS‐Windowsでのプログラミングにある程度習熟していることで、プログラミングに慣れた人がその感性を生かして、プログラムからUNIXに立ち入ることになる。したがって本書の内容はきわめて直線的。他のやり方や、本来はこれとこれを知ってからというセオリーを無視して、ともかくプログラムを作る。しかし考え方や背後にあるロジックを無視するわけではない。そうでなくてはプログラムは単なるコマンドの記述に終わってしまう。ある考え方を押し進める。一本の筋を通してそれから振り返る、つまり全体は後から見えてくるだろうという方針に基づいている。
目次
1 UNIXの基本
2 シェル・プログラミングの学び方
3 テキスト・ユーザー・インターフェース:4 プロセス間のコミュニケーション
5 ネットワークのプロセス間のコミュニケーション
6 XウィンドウとMotifの基礎
7 Motifウィジェット・クラス
8 Motifのサンプルプログラム