内容説明
近藤誠一・元文化庁長官の「日本人」を探る知への旅。匠が語る日本の美と技。
目次
悠久の価値観を世界へ(室瀬和美)
すべての子に茶室・茶席体験を(藤沼昇)
意識と無意識が葛藤する創作(樂吉左衞門)
糸との対話から生まれる絵絣の紬(佐々木苑子)
人の手が醸す「ゆらぎ」の味わい(今泉今右衛門)
刀身の美(宮入小左衛門行平)
使うことで作家と心が通う工芸品(大角幸枝)
実りを信じて耕し続ける(森口邦彦)
木から始める(須田賢司)
伝統は新しいものをつくる過程で生まれる(中川衛)〔ほか〕
著者等紹介
近藤誠一[コンドウセイイチ]
1946年神奈川県生まれ。東京大学教養学科卒、1972年外務省入省。在米国日本大使館公使、OECD事務次長、外務省広報文化交流部長などを経て、ユネスコ大使、駐デンマーク大使、文化庁長官を務め、現在は近藤文化・外交研究所代表、外務省参与。国際ファッション専門職大学学長。北海道・東川町芸術文化振興プロジェクト参与。2013年の富士山の世界文化遺産登録に力を注いだ。フランスレジオンドヌールシュバリエ章受章(2006年)、平成28年度瑞宝章重光章受章。平成27年度日本アカデミア賞(国際部門)受賞、平成29年度情報文化賞国際芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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