内容説明
次の千年へ―NHKスペシャルなど200本に及ぶ報道ドキュメンタリーを制作した著者が、うたかたとしてとらえた日本人の心の景色。山河を巡り、そこに宿る、神と仏、命の本質を描き出す。
目次
第1章 千年の古都 方丈記の世界に生きる人々
第2章 祗園に咲く老木の花
第3章 草の響きと、風の盆
第4章 壊れた時代の新年に伝えたこと
第5章 日光・月光菩薩 春の旅立ち、背中に涙した東京の人々
第6章 千年に一度の出来事、ふりかかった歴史の中での私の時間
第7章 神の気配を、感じる
第8章 神と仏の山河、白洲正子 祈りの道を往く
著者等紹介
川良浩和[カワラヒロカズ]
1947年生まれ、佐賀県の有明海に面した町で育つ。早稲田大学第一文学部卒。NHKスペシャルなど二百本に及ぶ報道ドキュメンタリーを制作。新聞協会賞、文化庁芸術作品賞、放送文化基金賞など受賞番組多数。現在、作家、プロデューサー、ドキュメンタリー塾川良組監督。日本エッセイスト・クラブ会員
大河原典子[オオカワラノリコ]
1976年生まれ。日本画家。2004年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学日本画専攻博士課程修了。博士(文化財)。薬師寺蔵国宝「吉祥天画像」復元模写。大徳寺方丈重文狩野探幽筆「猿曳図」復元模写(田渕俊夫他東京藝術大学)。2000年院展初入選、以降各所にて個展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。