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朝日文庫
小津安二郎先生の思い出

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  • サイズ 文庫判/ページ数 213p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022615329
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0195

内容説明

『父ありき』『東京物語』『晩春』などを代表作に、ほぼ全ての小津安二郎映画に出演してきた俳優、笠智衆。小津監督や原節子などを始め、様々な人との交流や撮影秘話、また御前様としてなじみ深い『男はつらいよ』など、朴訥として優しく、不器用な役柄そのままに、自らの俳優人生と小津安二郎を振り返る。

目次

第1章 俳優にはなったけれど(松竹キネマ・俳優研究生募集;月給二十五円、家賃十五円 ほか)
第2章 先生ありき(言われるがままに;NGの王様 ほか)
第3章 小津組紳士録(鎌倉会の思い出;酒と煙草の日々 ほか)
第4章 別れの味(昭和三十八年十二月十二日;「人間は独りぼっちだ」 ほか)

著者等紹介

笠智衆[リュウチシュウ]
明治37年熊本県生まれ。俳優。『東京物語』『一人息子』『晩春』など小津安二郎映画のほとんど全てに出演。また山田洋次監督『男はつらいよ』の御前様役などで広く親しまれた。『麦秋』で昭和26年度ブルーリボン賞助演男優賞、『手をつなぐ子等』などで昭和23年度毎日日本映画コンクール男優演技賞、『家族』で昭和45年度毎日日本映画コンクール男優助演賞など多数受賞。昭和42年紫綬褒章、昭和50年勲四等旭日小綬章授章。平成5年3月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まなみ

3
大好きな笠智衆さんの本。すごくお人柄のあらわれた一冊でした。2010/02/22

わかめ

2
笠さんが画面にいるだけで、ほのぼのとした柔らかな空気が流れてくる。けっして、巧い役者さんではないんだけど、ほのぼのとした味わいがあるのだ。小津監督だけでなく多くの監督に愛され重宝された、笠さんのまぎれもない人間力だ。文章からも、訥々とした実直そうな語り口が温かい。2015/12/20

駄目男

1
失礼ながら一見、不器用そうに見える笠さんだが多くの監督に可愛がれ世に多くの名作を残された。 この本を読んでいると実に感慨深いものがある。 昭和30年代に活躍された俳優さんたち全員が今はもう鬼籍に入られていることで笠さん曰く。 「昭和3年の『若人の夢』に出演してから、昭和の間、ずっと俳優をやってきたが短かった。本当に、あっという間でした」 因みに笠さんは昭和38年12月12日、病床で亡くなられた小津監督の最期にも立ち会われたそうだ。2015/06/21

Gen Kato

1
再読。歳を重ねるごとに小津映画が好きになる。基本、大人の映画なんですが、「男の子の悪ふざけ」が垣間見えて楽しい。(子役の少年はいつも素晴らしい!)その中で「大人の良識」を演じ続けた、スクリーンに登場するだけでほっとする役者さんが、笠さんでした。良き時代の日本映画を偲びつつ。2014/07/04

0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2007/05/post_148e_1.html2017/04/22

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