内容説明
本書は書名に見られるように、衣服の立体構成の起源の問題を中心的なテーマに据えて、周辺の諸問題の研究をめざしたものであるが、その基本資料は「中央ユーラシア」出土の考古学的遺品である。
目次
第1部 古墳出土の実物の服飾(パジリク古墳出土の服飾(紀元前5世紀~前2世紀)
カタンダ古墳出土の服飾(紀元前5世紀~前4世紀)
アク・アラハ古墳出土の服飾(紀元前5世紀~前2世紀) ほか)
第2部 古墳・遺跡出土の工芸品にみる服飾(黒海北岸地方の遺品にみる服飾(紀元前7世紀~前4世紀)
トハリスタン地方の服飾(紀元前5世紀~後8世紀)
ソグド地方の服飾(紀元前後~後8世紀) ほか)
第3部 古墳出土の衣服と彫塑・壁画に見られる衣服(出土品と類似する彫塑壁画資料;彫塑・壁画のみに見られた衣服;結論)