内容説明
本書では、水の私有化の現状を報告し、社会の不平等、病気、食料不安、環境破壊といった広い分野への影響を分析し、この問題に対する政府、市民によるアクションを呼びかける。また、世界中の政府や地域社会が行動を起こす際に必要となる共通の価値観として、水を保護する十箇条を提案する。
目次
第1章 迫りくる危機
第2章 グローバリゼーションの影響
第3章 水の民営化
第4章 水の世界貿易
第5章 各国政府の怠慢
第6章 国際貿易・投資協定の脅威
第7章 共通の原則を持つ必要性
市民のための行動提案
著者等紹介
バーロウ,モード[Barlow,Maude]
カナダの市民団体の連合組織であるカナダ人評議会の共同議長である。本業は著作業であり、最近はカナダの教育・医療保健・生活インフラなどが外国企業に乗っとられている状況についての分析を多数発表している。また、OECDで交渉されていた多国間投資協定(MAI)に対する市民代替案づくりなどをリードしている
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