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出版社内容情報
アンデスと西洋、神話と現実、合理と不合理、善と 悪、分かちがたくひとつの存在のなかでうごめきながら、せめぎあうふたつの異質な力の葛藤を描く、ペルーの作家アルゲダスの初期の名作。
内容説明
アンデスと西洋、神話と現実、合理と不合理、善と悪、分かちがたくひとつの存在のなかでうごめきながら、せめぎあうふたつの異質な力の葛藤を描く、ペルーの作家アルゲダスの初期の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋 眉雄
7
白人、インディオ、混血、略奪し搾取する側、される側、有力者、更に有力者、女、男、変化を望む者、望まぬ者、神話に生きる人々、最早それらに飽き飽きしている人々。過渡期の南米、その混沌とした状況を「ダイナマイトで牛をぶっ飛ばすインディオ特有の闘牛」を中心に据えて語る物語。読了後、こういったことは世界中あらゆる所であった話なのだろうなとぼんやりと考えているうちに、というか、これはほとんど我が北海道の話ではないかと思い至ったのであった。2015/08/07
バク
0
白人とインディオ、善と悪、海と陸、持つものと持たざるもの、役人と小作人…言葉や色、景色まで、ほとんどの物や事は対比で真逆。血が、暴力が、圧政が鮮やかに「アンデス」をみせてくれます。 ペルー、アウトペルーのボリビア等を旅した人なら、尚更鮮やかに描けるのではないでしょうか。2018/03/02
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